「超酸」の版間の差分
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{{酸と塩基}}
'''超酸'''(ちょうさん、superacid)は、100%
例えば、[[トリフルオロメタンスルホン酸]] (CF<sub>3</sub>SO<sub>3</sub>H、triflic acid とも) や[[フルオロスルホン酸]] (FSO<sub>3</sub>H) は、いずれも硫酸の1000倍以上の酸性度を持ち、超酸と呼ばれる。多くの場合では、超酸は 2種類以上の化合物の組み合わせにより高い酸性を実現している。
(注:本項目における酸性の強弱は、[[酸解離定数]] (''K''a) やハメットの[[酸度関数]] (''H''<sub>0</sub>) の大小に対応している。硫酸に比べ酸性度が
「超酸」という用語は、[[ジェームス・コナント|ジェームス・B・コナント]]が[[過塩素酸]]系の酸性を研究する中で
[[ジョージ・オラー]]は、超酸を用いて、それまで不安定な化学種とされてきたさまざまな[[カルボカチオン]]種を直接観測する手法を確立させ、それらの性質を明らかにした。その業績などから、オラーは
オラーが開発した[[マジック酸]] (magic acid) は、[[ルイス酸]]のひとつである[[五フッ化アンチモン]] (SbF<sub>5</sub>) と、フルオロ硫酸との混合物である。その名称は、クリスマスパーティーで使った[[ろうそく]]の[[蝋]]を魔法のように溶かしたことに由来する。
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