「ギャルゲー」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
正式なファイル名に変更 |
1.出典にTemplate:Cite webを付与、2.内部リンクの整理など |
||
8行目:
== 概要 ==
類似の概念に'''[[美少女ゲーム]]'''(ギャルゲーと[[アダルトゲーム]]をまとめた概念)、'''萌えゲーム'''があるが、男性向け恋愛ゲームという意味でも使用される。
なお、ギャルゲーの上位区分としては[[キャラクターゲーム|キャラゲー]]が挙げられる。こちらは一般に流通している[[漫画]]や[[アニメ]]といった作品のキャラクターを使用している。しかし、元々俗称による区分である為この境界は曖昧である。
== ギャルゲーという区分 ==
判断には各プレイヤーの主観に拠る部分が多く、一般的にギャルゲーと非ギャルゲーの差を明確に区別することは(他の俗称ジャンルである[[クソゲー]]などと同様に)非常に難しい。また「ギャルゲー」という言葉が一般化していなかった時期に発売されたソフトも、後にギャルゲーとしてカテゴライズされる『[[銀河お嬢様伝説ユナ]]』のような例もある
「'''ギャルゲー'''」はしばしば「'''エロゲー'''(
; ギャルゲー
: [[パソコンゲーム]]の場合、『[[戦巫女 -Vestal virgin-]]』([[アリスソフト]])や『[[CLANNAD (ゲーム)|CLANNAD]]』([[Key (ゲームブランド)|Key]])のようにソフ倫の審査により「'''一般ソフト作品'''」として認定されたソフトを指すが、現在のところ[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構
: 家庭用の場合はほとんどのメーカーが
: CEROの審査基準では直接的な性描写を明示的に禁止しているため性表現を理由に「Z」区分とされることはまず無く、「Z」区分を受ける場合でも[[残酷ゲーム|暴力表現]]を理由とする場合がほとんどである。
: [[国際年齢評価連合]]の審査基準では、軽度のお色気描写に対しては比較的寛容な傾向にあるため、その他の審査項目に該当する表現を含んでいない限り、「18+」や「16+」に区分されることは稀である。
; エロゲー
: [[ハードコア (ポルノ)|ハードコア
: ゲームやジャンルによっては性描写に加え、残虐な殺傷や犯罪(特に[[強姦罪|強姦]]や[[強制わいせつ罪|強制わいせつ]]などの[[性犯罪]]、および犯罪(者)を肯定する表現など)などの描写が付随するものもある。
: また「エロゲー」といった場合は「ギャルゲー」と違い攻略対象が女性である作品に限らず、男性同士の[[同性愛]]を描写する作品([[ボーイズラブゲーム]])なども含まれる。
: 攻略の対象となる人物は
: そのため、攻略対象が学生である場合、年齢に関する言及を避けるよう「〜高校 → '''〜学園'''・'''〜大学'''<ref>大学生の場合、[[飛び級]]が認められない限り18歳以上であることは明らかであるため、一部のタイトルで大学生であるという設定を敷いているのもある。</ref>」「女子'''"高"'''生 → [[女子校生|女子'''"校"'''生]]」とするなど、わざとあやふやな表現に置き換えられることが多い([[フリーター]]、[[教員|教師]]、[[看護師]]、[[OL]]などの職業に就いている設定の場合、ほぼ全員が18歳〜20代以上と認識されるため、あまり言及されない)。
: ただし、'''CSAや[[モバゲー]]の倫理規定では登場人物の年齢の制限がない'''ため、CSAによる審査を受けたもの、またはモバゲーで配信されているものについてはこの限りではない。
34行目:
== ギャルゲーの歴史 ==
最初にギャルゲーと呼称された[[ゲーム]]は、1986年発売の『[[夢幻戦士ヴァリス]]』([[日本テレネット (ゲーム会社)|日本テレネット]])と言われている<ref>書籍ではないが、当時から現役でゲームライターとゲームプログラマーであり、ゲーム史を同人誌として記録する活動をしている[[岩崎啓眞]]がBlogで該当する内容のエントリを執筆している[http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=45]。</ref>。
ヴァリスと同時期には『[[アテナ (ゲーム)|アテナ]]』([[SNK (1978年設立の企業)|SNK]])や『[[マドゥーラの翼]]』([[サン電子]])を始め主人公の[[キャラクター]]を子供向けのゲームとしては露出度の高い衣装(いわゆる[[ビキニアーマー]]など)を纏っている少女に設定した[[アクションゲーム]]が見られるが、これらの作品は主人公を男性や[[ロボット]]などに置き換えても基本的なゲーム性が変化しないと思われるものがほとんどで、難度を含めたゲームバランスの悪いものも多く、1980年代後半においては「ギャルゲー」は「少女キャラクターの可愛らしさに寄りかかった、[[クソゲー]]の一種」と認識されるケースが多かった。家庭用ゲーム機でも[[PCエンジン]]はCD-ROMを先駆けて採用した結果容量の制約から解放されCD-DAも使えるようになった結果、有名なアニメーターや声優を使ったキャラゲーが多数出るようになったが。しかし中にはオリジナルのキャラゲー、トップレスなどのヌード・セミヌードを取り入れたゲーム(Huカードソフト<ref>『[[ゼロヨンチャンプ2]]』など。</ref>も含む)もあり、これらの一部が後にギャルゲーに分類されることになる。
「ギャルゲー」と言う単語の[[ゲーム雑誌]]で確認されている最古の使用例は『[[ファミ通|ファミコン通信]]』1992年3月27日号の特集記事である。もっとも、この特集で取り上げられているのは『ヴァリス』を始め横スクロールのアクションゲームがメインであった。この特集とほぼ同時期にパソコンゲームでは『[[プリンセスメーカー]]』([[ガイナックス]])や『[[卒業 〜Graduation〜]]』(ジャパンホームビデオ)に代表される[[育成シミュレーション]]が登場している。
42行目:
1993年にはインタラクティブコミック作品『[[ゆみみみっくす]]』([[ゲームアーツ]])も登場した。1994年には、男性向け一般[[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛シミュレーションゲーム]]の先駆けとなる『[[ときめきメモリアル]]』([[コナミデジタルエンタテインメント|コナミ]])が発売される。この作品はは大きな話題を呼び、このジャンルが一定の地位を確立するきっかけとなった。これに伴い、魅力的な女性が登場するゲームは恋愛シミュレーションゲームが発売されるようになり、ギャルゲーという用語はこのジャンルのゲームを指すものとして用いられるようになった。
1994年末には第5世代機が発売されており、ゲームソフト市場に新規参入するメーカーが多数現れた。ギャルゲーの数が特に増えたのもこの時期で、多数のギャルゲーが発売されている。[[パイオニアLDC]]の
2012年時点では、[[アドベンチャーゲーム]]や[[シミュレーションゲーム]]のようなものが多いが、その他のジャンルでも「ギャルゲー」と呼ばれる作品は存在する。また
== ギャルゲー依存の影響 ==
ギャルゲーファン以外からも支持されるようなストーリー性の高い作品がある一方で、あくまで「魅力的な女性が登場したりきわどい悩殺シーンが売り物」の、設定やストーリーに少々無理がある作品も存在する。特に前述のPCエンジンではその傾向が顕著に表れており、[[シューティングゲーム]]の売り上げが落ちるなどの影響あった<ref>[[ドリマガ|ゲーマガ]]2003年10月10・24日号121ページ</ref>
== ギャルゲーとアダルトゲーム ==
1992年の『[[同級生 (ゲーム)|同級生]]』([[エルフ]])以降、
また、社会情勢の変化に伴うCERO審査基準の改正や、[[ベクター (企業)|ベクター]]が運営するアダルトゲーム中心の情報サイトが「[[Galge.com]]」(ギャルゲ・ドット・コム)の名称を使用するなど、冒頭にもあるようにギャルゲーとアダルトゲームの区別はますます曖昧なものになりつつある。
近年ではギャルゲーと
== 女性キャラの典型的属性 ==
[[ハーレムもの]]の漫画、アニメでは1人の男性キャラ(多くの場合、主人公のこと)に複数の女性キャラクターが特別な感情を抱く例がしばしば見られる。ギャルゲーにおけるヒロインの典型的属性はハーレムものの漫画、アニメのそれと類似している場合がある。漫画、アニメで利用されている[[ストックキャラクター]]のパターンを、ゲームに応用している場合もあり、逆にゲームにおける典型的属性が漫画、アニメで使用されている場合もある。また、[[おたく
== ギャルゲー雑誌(成年誌は除く) ==
66 ⟶ 64行目:
** 前身は『電撃PCエンジン』『電撃G'sエンジン』。もともとは[[PCエンジン]]、[[PC-FX]]の専門誌。
* [[コンプティーク]]([[角川書店]])
*
; 休廃刊
* [[Virtual IDOL]]([[徳間書店インターメディア]])
|