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[[File:項元汴.jpg|thumb|250px|項元汴]]
'''項 元汴'''(こう げんべん、[[嘉靖]]4年
項元汴の家は恒産を持っていて富裕であり、[[国子監|国子監生]]となって地方官僚の経歴がある。書画を好み[[山水画]]や[[花卉画]]を得意とした。
▲項の家は恒産を持っていて富裕であり、[[国子監|国子監生]]となって地方官僚の経歴がある。書画を好み[[山水画]]や[[花卉画]]を得意とした。法書・名画・金石・遺文などを天籟閣に集め、明代屈指の[[収集家|収蔵家]]として知られ、[[鑑賞家]]としても評判が高かった。その蔵書は極めて精妙なコレクションであり、[[宋代]]の古書籍に出会うとすぐに[[文彭]]・[[文嘉]]兄弟を呼び寄せて鑑定にあたらせるほどの力の入れようだった。また[[仇英]]や[[董其昌]]などは項のコレクションに出会い、自らの芸術に開眼している。項の収蔵品は今日にも名品が伝わるが美観を損ねるほどの夥しい[[印章|印顆]]を書画に捺しており後世の鑑賞家・[[好事家]]からは不興を買っている。
'''収蔵印'''は、天籟閣・項元汴印・墨林山人・項墨林鑑賞章・桃里・墨林堂・子京珍蔵・項叔子・寄倣・子孫永保・子孫世昌・神游心賞・退密・浄因菴主・項子京家珍蔵などが知られている。
収蔵品をもとに『天籟閣帖』を刊行している。詩集に『墨林山堂詩集』。画論『蕉
晩年は[[禅]]に帰依している。
== 出典 ==
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[[category:中国の文人]]
[[Category:明代の人物]]
[[Category:中国の画家]]
[[Category:中国の詩人]]
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