「ウダヤナ」の版間の差分

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『[[ブリハットカター]]』の主人公にあたるナラヴァーハナダッタはウダヤナ王と[[ウッジャイン]]王の娘ヴァーサヴァダッターの子である<ref>土田(2017) p.59,65-70</ref>。『ブリハットカター』のカシミール系の伝本である『カター・カリット・サーガラ』では、[[カウシャーンビー]]王ウダヤナはウッジャイン王に囚われるが、そこでウッジャイン王の娘ヴァーサヴァダッターに[[ヴィーナ|ヴィーナー]]の演奏を教えるうちに恋が生まれ、ナダーギリという象に乗って駆け落ちする。このふたりから生まれたのが物語の主人公である。また[[マガダ国]]王の娘であるパドマーヴァティーとも結ばれる<ref>土田(2017) p.117</ref>。
 
{{仮リンク|バーサ|en|Bhāsa}}の代表的な作品と伝えられる戯曲『{{仮リンク|スヴァプナ・ヴァーサヴァダッター|en|Svapnavasavadattam}}』は、ウダヤナ王とヴァーサヴァダッターの恋愛を主題とする<ref>{{cite book|和書|author=[[辻直四郎]]|chapter=サンスクリット劇入門|title=シャクンタラー姫|year=1977|publisher=[[岩波文庫]]|page=228}}</ref>。
 
[[ハルシャ・ヴァルダナ]]王は3篇の演劇を作ったとされるが、そのうち『ラトナーヴァリー』([[:en:Ratnavali|英語版]])は、カウシャーンビー王ウダヤナとラトナーヴァリーの恋愛を主題とする。