「グループB」の版間の差分

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第5戦ツール・ド・コルスではアッテリオ・ベッデガの運転するランチア・ラリー037が立ち木に激突し、ベッテガが死亡。第8戦の[[ラリー・アルゼンチン|アルゼンチンラリー]]ではバタネンが直線でコントロールを失い大クラッシュ、再起不能ともいわれた瀕死の重傷を負ってしまう。相次ぐ重大事故が起きたにもかかわらず、グループBカーの危険性を指摘する声は表には出ず、熱狂的な観客たちの支持もあり、発展していくWRCの象徴としてグループBはさらに先鋭化していく。
 
この年の最終戦、RACラリーにはようやくホモロゲーションが認められたランチアが必勝を期して[[ランチア・デルタS4]]を投入した。[[ツインチャージャー|ツインチャージドエンジン]]をリアミッドシップに縦置きし、4輪を駆動する。プジョーが量販車に似た姿にすることを重要課題としていたのに対し、量販車とは名前以外ほとんど似てもいない、もはや勝つための装備が単に満載された異形のマシンであった。デビュー戦でデルタS4は圧倒的なパフォーマンスを見せ、[[ヘンリ・トイヴォネン]]、マルク・アレンのドライブで1-2フィニッシュを飾った。
 
=== 1986年 ===