「ローマ式敬礼」の版間の差分

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1914年、[[イタリア]]の[[民族主義]]者である[[ガブリエーレ・ダンヌンツィオ]]が脚本した映画『[[カビリア]]』は、『[[ローマ建国史]]』をベースとし、古代ローマの敬礼としてこのジェスチャーを採用した。更にダンヌンツィオは1919年に[[未回収のイタリア]]の一部である[[リエカ|フィウーメ]]の占領を指導した際に、このジェスチャーを新帝国の儀式として採用した。
 
このジェスチャーはすぐにファシストのシンボルとして採用され、[[1923年]]には[[ベニート・ムッソリーニ|ムッソリーニ]]率いるイタリアの[[ファシスト党]]に段階的に採用された<ref>Winkler, Martin M. (2009). The Roman Salute: Cinema, History, Ideology. Columbus: Ohio State University Press. ISBN 0814208649, 9780814208649.(p74-101)</ref>
 
[[1926年]]には[[ドイツ]]の[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス党]]が強制的に採用し、[[1933年]]には[[ナチス・ドイツ|ナチスが権力を握ったドイツ国家]]でも採用された([[ナチス式敬礼]])<ref>Evans, Richard J. (2005). "The Rize of Nazism". The Coming of the Third Reich (reprint, illustrated ed.). Penguin Group. pp. 184–185. ISBN 0143034693, 9780143034698.</ref>
 
またイタリアやドイツなどの支援や影響を受けた[[フランコ体制下のスペイン]]など各国の集団でも使用された。