「ローマ式敬礼」の版間の差分

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[[第二次世界大戦]]、このジェスチャーを古代ローマまたはファシストと視覚的かつ[[ステレオタイプ]]に関連付けた多数の映画が製造された<ref name="Winkler151">Winkler (2009), p. 151</ref>。著名な例は[[1959年]]の映画『[[ベン・ハー (1959年の映画)|ベン・ハー]]』で、[[カエサル (称号)|カエサル]]に対するローマ式敬礼が行われるシーンが描かれ、掛け声には「アウェー・カエサル」({{lang-la|Ave Caesar}}、「カエサル万歳」の意)を表す英語の「ヘイル・シーザー」(英: Hail Caesar) が使われた。
 
このジェスチャーは[[ドイツ]]と[[オーストリア]]では犯罪として禁止され刑法86a条により[[イタリア]]芸術的・科学的または教育的な目的以外も制限されの使用には、敬礼を使用するすべての人に対して最高3年の懲役刑を規定している<ref>Tilman Allert「The Hitler Salute: On the Meaning of a Gesture」(2009, Picado, isbn=978-0-312-42830-3) p94–95</ref><ref>[https://www.afpbb.com/articles/-/3138661 独警察が中国人観光客逮捕 ナチス式敬礼で (2017)AFP BB News]</ref>。一部の[[ネオナチ]]や[[極右]]勢力はこの法を逃れる方便として親指と人差し指、中指を立て、その3本指を前にかざす(Kühnengruß)ことで代用する例がみられる。
 
[[イタリア]]では著名人などが複数使用している。1958年の詩人エズラパウンドの帰国時、1968年のムッソリーニの末娘アンナ・マリア・ムッソリーニ・ネグリの葬儀の際、1971年の選挙でのイタリア社会運動躍進時の党本部、1983年7月29日のムッソリーニ生誕100周年での数千人の黒シャツ支持者による「ドーチェ!ドーチェ!」の唱和や墓地への埋葬時、1994年の[[シルヴィオ・ベルルスコーニ]]の選挙勝利前夜など。
[[台湾]]([[中華民国]])では、公職者の就任宣誓でこの敬礼がとられている。
 
[[台湾]]([[中華民国]])では、公職者の就任宣誓時の敬礼で類似のジャスチャーが使用されている<ref>[https://www.bbc.com/japanese/36339391 台湾で蔡英文氏が総統就任 女性初 - BBC News Japan]</ref>。
 
== 脚注 ==