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『'''水滸伝'''』(すいこでん、水滸傳)は、[[明代]]の[[中国]]で書かれた長編[[伝奇]][[歴史小説|時代白話小説]]の大作、『[[西遊記]]』『[[三国志演義]]』『[[金瓶梅]]』とともに「[[四大奇書]]」に数えられる<ref name="kotobank">{{Cite web|url=https://kotobank.jp/word/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D-82884|title=コトバンク - 水滸伝|accessdate=2018-11-22}}</ref>。
 
[[施耐庵]](あるいは[[羅貫中]])が、それまでの[[講談]]<ref>[[北宋]]の[[徽宗]]期に起こった反乱を題材とする物語。[[1121年]]([[宣和]]3年)に力を持った[[宋江]]率いる[[盗賊]]団が描かれている。</ref>を集大成して創作されたとされる<ref name="kotobank"/>。なお、「滸」は「ほとり」の意味であり、『水滸伝』とは「水のほとりの物語」という意味であり、「水のほとり」とは、本拠地である[[梁山泊]]を指す。反権力的な傾向であるため、しばしば禁書となったものの広く愛読され、現在も[[農民革命]]の文学として高く評価されている<ref name="kotobank"/>。
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}}</ref>。
 
[[1773年]](安永2年)には[[建部綾足]]『[[本朝水滸伝]]』が成立した。これは本編を換骨奪胎し、さらに日本の歴史をも改変した、現在日本の[[伝奇小説]]の先駆けともなる作品である。ほかに『水滸伝』ものとしては『新編水滸画伝』を著したこともある戯作家[[曲亭馬琴]]は特に水滸伝を日本を舞台とする物語に取り入れ、代表作となる『[[椿説弓張月]]』や『[[南総里見八犬伝]]』を書いた。また、パロディである『[[傾城水滸伝]]』も書いている。
 
江戸時代後期の[[侠客]]である[[国定忠治]]の武勇伝はのちに『水滸伝』の影響を受けて脚色された。[[浪曲]]や[[講談]]で知られる『天保水滸伝』は、侠客[[笹川繁蔵]]と[[飯岡助五郎]]の物語に水滸伝の名を冠したものである。
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* 悲華水滸伝 - [[杉本苑子]]の小説。
* もろこし銀侠伝(東京創元社、2007年) - [[秋梨惟喬]]による、梁山泊百八星のうち、目立たない人物を主人公にしたオリジナルストーリー集。
* [[魔界水滸伝]](1981年 - 1991年) - [[栗本薫]]。現代に置き換えた長編伝奇小説。
** 魔界水滸伝外伝 白銀の神話(1991年 - 1993年) - 日本の戦国時代が舞台。
** [[新・魔界水滸伝]](1995年 - 1996年) - 宇宙が舞台。