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幼虫の駆除に対して、FAOは機械的な除去、農薬を使っての除去の2つを併用して対策している。例えば[[アフガニスタン]]で2005年5月に行われた作戦では、21,000ヘクタールは機械で除去、81,000ヘクタールは合成[[ピレスロイド]]を使っての化学的駆除を行っている<ref name=fao4680>[http://www.fao.org/english/newsroom/news/2002/4680-en.html FAO combats major locust outbreak in Afghanistan]</ref>。FAOの8月の報告によると、バッタの発生時期と上手く重なったこともあってこの作戦は成功し、産卵が減ったために2006年には大幅に対策地域を減らすことに成功したという。また、2006年からは昆虫に対する接触毒である[[ジフルベンズロン]](diflubenzuron)の併用も始めている<ref name=fao107043>FAO [http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/107043/index.html Significant progress in Afghan locust battle]</ref>。
 
[[モーリタニア]]では散布した殺虫剤による環境汚染度を測定するモデル生物として[[ゴミムシダマシ科|キリアツメゴミムシダマシ]]を利用している<ref name=koub2017>[[前野ウルド浩太郎]] (著) バッタを倒しにアフリカへ [[光文社新書]] 2017年</ref>。
 
[[Image:Red_locust_with_Metarhizium.jpg|thumb|250px|メタリジウム菌に感染死したアカトビバッタ{{enlink|Red locust}}]]
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== 参考文献 ==
* [[前野ウルド浩太郎]] (著) 『バッタを倒しにアフリカへ』 [[光文社新書]] 2017年 ISBN 978-4334039899
* 前野ウルド浩太郎 (著) 『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』 [[学校法人東海大学出版会|東海大学出版会]] 2012年 ISBN 978-4486018483
*[[藤崎憲治]]、[[田中誠二 (昆虫学者)|田中誠二]]編著、『飛ぶ昆虫、飛ばない昆虫の謎』東海大学出版社 2004年 ISBN 4-486-01635-1
*(中国語版) {{lang|zh|倪根金、《历代蝗灾及治蝗述要》(《历史教学》1998年第6期)}}