「暗視装置」の版間の差分

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Rarafy (会話 | 投稿記録)
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このような暗視装置は赤外線ライトの出力によって視認距離が変わるため、ドイツ軍では[[装甲]][[半装軌車|ハーフトラック]]に大型の赤外線照射灯を搭載した車両も作られた。「[[Sd Kfz 251#バリエーション|Sd Kfz 251/20 ウーフー]](Uhu:[[ワシミミズク]]の意)」と呼ばれたこの車両は、60cm[[口径]]の赤外線[[サーチライト]]を装備しており、1,500mの距離で目標を視認することが可能であった。
 
ただし、近赤外線は人の目には見えないものの、相手も同様の装置を持っている場合は相手に照射源が見えてしまう欠点があった(光源が真っ白に浮かび上がって見えるので、ライトと保持者を[[狙撃]]で撃ち倒せばよい)。[[1960年代]]には[[ソビエト連邦軍]]を初めとする共産圏でも同様の装備が出現し、[[PSO-1]]のように赤外線フィルタを内蔵することで照射源を目視できる光学照準器が登場したことで発見率が高まったことや、[[光電子増倍管]]の技術進歩によって投光せずとも十分な像を得ることができるようになったことから、第0世代の暗視装置は徐々に退役していくことになった。
 
=== パッシブ方式 ===