「プロスタグランジンE2」の版間の差分

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:PGES-2は二量体を形成しており、アミノ基側末端を介して脂質膜に結合している。様々な組織・細胞にmPGES-2の構成的な発現が見られ、炎症や組織損傷などによって誘導されないタイプの酵素であると考えられている。しかし、結腸・直腸癌ではmPGES-1と共にその発現量が増大していることが報告されている。
;cPGES(Cytosolic PGE Synthase)
:cPGESは[[コシャペロン]]分子の[[p23]]と同一のタンパク質であり、[[細胞質]]中に存在してCOX-1由来PGH2の代謝を行う。炎症などの因子に影響を受けない構成型酵素であるが、[[カゼインキナーゼ2]]2 (CK2) によるリン酸化により[[ミカエリス・メンテン式#ミカエリス・メンテン定数|ミカエリス・メンテン係数]](Km)が大きく減少することが報告されており、CK2によるリン酸化はcPGESの酵素活性とPGE2産生量に結びついている。
 
== 受容体と生理活性 ==