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集団で協力し合って狩りをし、狙った獲物を追いかける。一方で持久力についてはあまり知られていない。たとえばメスの心臓は体重の0.57%を占めているに過ぎず、雄であれば0.45%にまで落ちる(一方でハイエナはほぼ1%台である)<ref name="Schaller248">Schaller, p. 248</ref>。したがってメスが走るスピードは時速81kmにまで達するのだが<ref>{{Cite web|url=http://www.factmonster.com/ipka/A0004737.html| title=Speed of Animals| publisher=Fact Monster |accessdate=6 October 2009}}</ref>、ピークはごく僅かしか維持できないため<ref name="Schaller2478">Schaller, p. 247–248</ref>、獲物に攻撃を仕掛ける前に十分に近づく必要があり、およそ30m以内まで詰め寄ると言われている。メス達は目立ちにくくなるよう、カモフラージュできる場所を選んだり夜の間に狩りをおこなう<ref name="Schaller237">Schaller, p. 237</ref>。何匹かのメスが集い、目当ての群れを数箇所から囲い込むのが典型的な狩りのスタイルである。群れに十分近づいたなら、通常最も近い獲物を標的にする。一気に襲いかかり、最後の一跳びで獲物を捕まえようとする。そして獲物はたいてい絞め落とされて脳虚血症、窒息により死亡する<ref>{{Cite web|title=About lions—Ecology and behaviour |author=Dr Gus Mills |publisher=African Lion Working Group |url=http://www.african-lion.org/lions_e.htm |accessdate=2007-07-20 |archiveurl=https://archive.is/Z5pO7 |archivedate=2016-10-28}}</ref>。もしくは口と鼻を顎で塞がれ窒息する。小型の獲物の場合は前足の一撃で絶命する<ref name="nowak">{{Cite book|last=Nowak |first= Ronald M. |year=1999 |title=Walker's Mammals of the World |location=Baltimore |publisher=Johns Hopkins University Press |isbn=0-8018-5789-9}}</ref>。
 
[[Image:Lions hunting Africa.jpg|thumb|right|[[アフリカスイギュウ]]を狩る本種(ボツワナ・[[オカバンゴデルタ]])]]
[[Image:Lions taking down cape buffalo.jpg|thumb|right|アフリカスイギュウを倒す本種(タンザニア・[[セレンゲティ国立公園]])]]
主に体重50 - 500キログラムの中型から大型の哺乳類であり、とくにアフリカではノウサギ、[[ヒヒ]]、[[イボイノシシ]]、[[トムソンガゼル]]、[[インパラ]]、[[スプリングボック]]、[[シマウマ]]、[[ヌー]]、[[トピ]]、[[アフリカスイギュウ]]などが多い。インドではそれが[[ニルガイ]]や[[イノシシ]]、[[シカ]]になる。機会さえあれば狩りの対象はさらに広がり、[[クーズー]]や[[ハーテビースト]]、[[オリックス (動物)|ゲムズボック]]、[[エランド]]といった50-300kgの有蹄動物も獲物となる<ref name="nowak"/>。また時として[[ヤマアラシ]]、[[ツチブタ]]、[[マングース]]、[[ミーアキャット]]、[[オオミミギツネ]]、[[ラーテル]]、[[ダチョウ]]、ハゲワシ、[[ナイルワニ]]、ニシキヘビ、[[ナイルオオトカゲ]]、リクガメのような獲物も襲うことがある。集団で狩りをするため、幼獣に限らずほとんどの動物を獲物とすることができるが、成熟した[[アフリカゾウ|ゾウ]]、サイ、[[カバ]]、[[キリン]]など非常に大型の動物になると怪我を負う危険もあるため襲うことはまれといわれる。しかしキリンやバッファローなどは地域によってはしばしば獲物となることがある。たとえば[[クルーガー国立公園]]ではキリンが日常的に狩られており<ref name="Pienaar69">{{Cite journal|author=Pienaar U de V |year=1969 |title=Predator-prey relationships amongst the larger mammals of the Kruger National Park |journal=Koedoe |volume=12 |pages=108–176 |id= }}</ref>、[[マニャラ公園]]ではアフリカスイギュウが全体の食事量の62%を占める<ref>"Among the Elephants", Iain and Oria Douglas-Hamilton, 1975</ref>。これはアフリカスイギュウの生息数が非常に多いことも原因である。サヴティ川流域ではゾウさえも獲物となってしまう<ref>{{Cite web|last=Kemp| first=Leigh| url=http://www.go2africa.com/africa-travel-articles/elephant-eaters-of-the-savuti| title=The Elephant Eaters of the Savuti| publisher=go2africa |accessdate=8 March 2010 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20121126042116/http://www.go2africa.com:80/africa-travel-articles/elephant-eaters-of-the-savuti |archivedate=2012-11-26}}</ref>。ガイドの報告によれば、ひどく腹をすかせた場合はアフリカゾウの幼獣を獲物とし、<!-- then moved on to adolescents やや育った-->頭数の多い群れだと視界が悪くなる夜間、又は昼でも成獣でさえも狩ってしまうことがある<ref>{{Cite news|title=King of the jungle defies nature with new quarry |first=Damien |last=Whitworth |date=9 October 2006 |publisher=The Australian |url=http://www.news.com.au/story/0,23599,20547955-38195,00.html |accessdate=2007-07-20 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090627144915/http://www.news.com.au/galleries/ |archivedate=2009-06-27}}</ref>。カバを襲うことはあるが、成体のサイは避けるのが一般的である。