「大分ホーバーフェリー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎概要: 便宜上こちらに加筆
43行目:
38年間にわたるホバークラフトの運航は、2009年[[10月31日]]をもって終了(形式上「休止」だが実質的に廃止)され、その後、4隻あった船体は売却。所有する事務所、乗り場、保守基地の建屋も解体撤去された。その後、[[2010年]][[10月28日]]に会社の再生計画認可が決定したが、最終的には[[2011年]]に法人解散となった。
 
2020年3月4日、大分県知事の広瀬勝貞が[[記者会見]]の席上で、大分空港アクセスとしてホーバークラフト航路を復活させ、2023年にも運航を始めたい意向を表明した。「大分ホーバーフェリー」のように第三セクターが船舶を保有して運航する携帯形態ではなく、県が船舶購入費や港の関連整備を負担し、公募した民間事業者に船を貸し付けて運航を委託する方法(鉄道でいう「[[上下分離方式]]」)で航路整備を行う方法で航路再開を目指すという<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56382710U0A300C2LX0000/|title=大分空港、ホーバークラフト路線復活へ 23年にも運航|newspaper=日本経済新聞|date=2020-03-04|accessdate=2020-03-04}}</ref>。
 
== 旧発着場 ==
89行目:
* ドリームルビー(旧 ドリーム3号)1995年(平成7年)10月就航
* ドリームサファイア 2002年(平成14年)4月就航
ドリームサファイアは[[2002 FIFAワールドカップ]]大分開催に際して導入された最新鋭船で[[バリアフリー]]対応としたことと、推進エンジンを[[水冷エンジン|水冷式]](メルセデスベンツ製)にしたことでエンジン室が大きくなったため、乗船定員が他の3艇の105名より少ない100名となっていた。
 
片道25分程度と短いことから、各艇内に[[便所|トイレ]]は設置されていなかった。
99行目:
 
<gallery>
ファイル:JU-AIR Junkers JU52 HB-HOS Oita Hover Ferry dreamNo.3.jpg|ドリーム3号とJU-AIR [[Ju 52 (航空機)|JU52]](HB(HB-HOS) 大分空港の航走路で2000年3月18日撮影
file:DreamAquamarine.jpg|焼損したドリームアクアマリン 2013年1月13日撮影
file:DreamEmerald.jpg|八代港に戻ってきたドリームエメラルド 2013年1月13日撮影
113行目:
* ほびー3号 1971年(昭和46年)9月 - 1990年(平成2年)(1978年(昭和53年)12月改造)
* はくちょう3号 1976年(昭和51年) - 1995年(平成7年)(1980年(昭和55年)2月改造)
** はくちょう3号は、ほびー2号の事故廃船の穴埋めとして三井造船から借り受け。1979年(昭和54年)11)11月に購入
* エンゼル2号 1978年(昭和53年) - 1988年(昭和63年)
* エンゼル5号 1982年(昭和57年) - 2002年(平成14年)(1982年(昭和57年)2月改造)
* ほびー6号 1987年(昭和62年) - 2003年(平成15年)(1987年(昭和62年)10月改造)
* ほびー7号
** ほびー6号は日本ホーバーラインの大阪 - 徳島間(廃止)で使われていた元「赤とんぼ51号」。僚船の「赤とんぼ52号」と共に1983年(昭和58年)に中古購入された。赤とんぼ52号は、ほびー7号として船籍登録されたが、運航に使用されることなく、他艇維持の部品取り用となった。
 
ほびー2号、エンゼル2号以外は、船体延長改造を受け50人乗りから75人乗りになった。
126行目:
== 大分ホーバーフェリーが登場した作品 ==
ホーバークラフト自体の珍しさもあって、ドラマ・映画に登場している。
* 1980年には、[[All-nippon News Network|テレビ朝日系]]で放映されていた[[刑事ドラマ]]『[[西部警察]]』の([[日本全国縦断ロケ|九州ロケ]])で、大分基地やMV-PP5を2隻(エンゼル2号とほびー3号)使用して別府湾上でクルーザーとの銃撃戦の撮影などが行われ、その模様は1981年1月11日の第65話「博多港決戦!!(後編)」で放映された。
* 映画『[[男はつらいよ]]』でも、2作品で登場。第12作「[[男はつらいよ 私の寅さん|私の寅さん]]」では初代の空港のりば(海際)への連絡バス、航行中のMV-PP5の外観、船内の様子が、そして第30作「[[男はつらいよ 花も嵐も寅次郎|花も嵐も寅次郎]]」では、旧別府のりば浮桟橋でMV-PP5が停泊中~出航する様子が映し出されている。
* 2008年10月公開の映画『[[釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様|釣りバカ日誌19]]』では、空港ターミナルやMV-PP10の船内でロケが行われた。