「ラブラドル半島」の版間の差分

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大西洋岸の約4分の1が[[ラブラドール地方]]([[ニューファンドランド・ラブラドール州]])、残り([[サグネ・ラック・サン・ジャン地域]]、[[コート・ノード地域]]、[[ノード・デュ・ケベック地域]])が[[ケベック州]]に属する。また、ハドソン湾奥からアンガヴァ湾まで、半島沿岸に浮かぶ島々はすべて[[ヌナブト準州]]に属している。
 
[[氷期]]には多くの部分が氷河に覆われ、特に最後の氷期には北米大陸一帯を覆う{{仮リンク|ローレンタイド氷床|en|Laurentide ice sheet}}、9万年前から1万8千年前ごろまで存在)の中心となった。大西洋岸の[[フィヨルド]]地形の地域ほか、半島内陸各所に、氷床が解ける際に地表を削っていった氷河湖の痕跡が認められる。
 
北部の海岸地帯は寒冷のため農耕不能で主な産業は[[漁業]]である。[[ラブラドール・レトリバー]]の名前の由来でもある。内陸部は南側は森林([[タイガ]])が広がるが、北部は年中寒冷の[[永久凍土]]に覆われ、樹木も生育できない[[ツンドラ]]地帯になっている。[[気候]]は、半島東沖を流れる寒流・[[ラブラドル海流]]を通る涼しい風の影響で、夏はあまり気温が上がらず、冬の期間は長くひじょうに寒いので海は氷に閉ざされる。特に沿岸部では、[[亜寒帯]]に属する地域でさえも、夏は短くひじょうに冷涼(最暖月も12~13℃程度)な為、樹木も貧弱かつ疎らにしか生えておらず、おおむね草原が中心になっている。