「シマアジ」の版間の差分

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==形態==
成魚は最大で全長122cm・体重18.1kgの記録があるが、通常は全長1mほどまでである<ref name="FishBase">{{FishBase_species|id=1002|genus=Pseudocaranx|species=dentex|year=2009}}</ref>。体は長楕円形で体高が高く、側扁する。体色は背側が青緑色、腹側が銀白色をしている。幼魚は体側中央に幅広い黄色の縦線があるが、成長に従い不明瞭になる。ただし食餌がカニ、エビなど栄養価の高いものであった場合、成魚であっても体側の黄色の縦線が現れる。また鰓蓋中央部・胸鰭のすぐ上に黒斑が一つある<ref name="石川" /><ref name="木村">岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(アジ科解説 : 木村清志)1997年 ISBN 4635090272</ref>。
 
目は頭部に比してやや小さく、[[脂瞼]]はない。吻は眼径よりも長く前に突き出る。唇は薄くあまり頑丈ではないが、筒のように前に突き出すことができる。各鰭の鰭条は、第一背鰭8棘・第二背鰭1棘23-26軟条・臀鰭2遊離棘1棘21-23軟条である。[[側線]]の前半部は上向きの弧を描き、第二背鰭第13軟条下から直走する。稜鱗は直走部の3/4程度に25-31枚が並ぶ<ref name="蒲原・岡村" /><ref name="木村" /><ref name="内田">内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・2000年重版 北隆館 ISBN 4832600427</ref>。