「ホーボー」の版間の差分

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[[鉄道]]に無賃乗車を決め込みながら、時には追い立てられ、アメリカの自由なフロンティア・スピリットを自らに体現し、文学や音楽の世界で多くの人が彼らに憧れと共感を示した。[[ウディ・ガスリー]]、[[ボブ・ディラン]]、[[ポール・サイモン]]、[[ティム・バックリィ]]<ref>アルバム『Goodbye and Hello』からの楽曲「Morning Glory」など</ref>など[[フォークソング|フォーク]]をベースにした音楽を作った人たちには、ホーボーを歌った曲、タイトルがある。日本でも[[川村かおり]]に「ホーボー・ブルース」、[[山崎まさよし]]に「HOBO Walking」という曲がある。[[佐野元春]]は「インターナショナル・ホーボーキング」という曲があり一時期自らが率いるバンドを「ホーボーキングバンド」と称していた。
 
文学上では、[[ジャック・ロンドン]]の『ザ・ロード』、[[ジョン・スタインベック]]の『[[二十日鼠と人間]]』、[[ドス・パソス]]の『USA[[U.S.A. (小説)|U.S.A.]]』、[[ジャック・ケルアック]]の『[[路上 (小説)|路上]](オン・ザ・ロード)』などが有名。なかでもジャック・ケルアックの『路上』は、若者に多くの共感者を見出し、[[ビート・ジェネレーション]]という精神的な運動を生み出した。短編小説の名手、[[オー・ヘンリー]]の作品のなかにもホーボーを描いたものがある。
 
映画では、『[[北国の帝王]]』(主演:[[リー・マーヴィン]])が、列車の屋根に無賃乗車([[トレイン・サーフィン]])したホーボーとそれを取り締まる冷酷無慈悲な車掌との対決を描いて、その生活の実際をよく見せている。[[マーチン・スコセッシ]]監督の初期作品『[[明日に処刑を…]]』は、ホーボーにして政治活動家の女性を主人公とするベン・ライトマンの小説『Sister of the Road』を脚色したものである。