「菊と刀」の版間の差分

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==評価==
作家のポリー・プラットは、著書「フランス人 この奇妙な人たち」の日本語版への序文において、「菊と刀」により日本の文化のすばらしさを知ったと述べている。<ref>ポリー・プラット『フランス人 この奇妙な人たち』TBSブリタニカ1998 新版2017。3頁「日本版への序文」。</ref> [[ハリー・スタック・サリヴァン]]も出版後早期に書評を書いている。
 
一方、左派的活動でも知られる日本文化研究家、[[ダグラス・ラミス]]は著書『内なる外国』で、『菊と刀』には、[[未開]][[民族]]を見るようなまなざしがあるとして批判している(『内なる外国』)。また、[[高野陽太郎]]は「日本人は集団主義である」という誤った通説が広まったきっかけであるとしている<ref>{{Cite web
|url=http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_200930_j.html
|title=『日本人は集団主義的』という通説は誤り
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|author= 高野陽太郎
|authorlink= 高野陽太郎
|publisher= [[東京大学]]教員
}}</ref>。[[加藤恭子 (評論家)|加藤恭子]]は著書<ref>『言葉でたたかう技術』文藝春秋、2010。186頁 </ref>で、戦時中に書かれたものゆえ、罪の文化のほうが恥の文化より優れているという視点から書かれており、日本人は非道徳な国民という印象付けがなされたとしている<ref>『言葉でたたかう技術』加藤恭子、文芸春秋、2010、p186 </ref>。
 
==書名==