「クイーン・エリザベス級戦艦」の版間の差分

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主砲の重量増加に伴い、前級の[[アイアン・デューク級戦艦|アイアン・デューク級]]のように<!--船体中心部に一直線上に-->主砲塔を5基とすると重量過大となるので、<!--を並べると艦体の大型化を招いてしまう上に建造費が嵩んでしまうので望ましくない。そこで、-->中央部に主砲塔を配置するのをやめ、前部2基・後部2基の計4基の配置に改めた。<!--この配置は重量削減のために行ったのだが、-->中央部砲塔に充てていた空間は機関区の増大に充て最大出力を引き上げ速度向上を得た。<!--るという思わぬ利点があった。-->
 
加えて新開発の重油専焼缶を採用し高速化に効果があった。重油は石炭よりも遥かに燃焼効率がよく、同じトン数ならば航続距離を40%も伸ばせた。<!--また、補給も水兵が石炭屑で真っ黒になりながら何度も手押し車で岸壁と石炭庫を往復しなくても燃料パイプを岸壁かタンカーに繋ぎ、バルブを一捻りすれば後は満タンになるのを待つだけであった。また、今まではボイラーへ機関兵が火炙りになりながらも腕が千切れるまで[[シャベル|スコップ]]で石炭を放り込む手間をバルブの一捻りで済むのである。-->これも海軍大臣チャーチルの功績であった<ref>これだけの利点があるにもかかわらず英国海軍は、後述の「[[リヴェンジ級戦艦|リヴェンジ級]]」で再び石炭重油混焼缶の比率を上げたのである。</ref>
 
しかし「速力こそ最大の防御」という発想に基づき<!--ミスリードが英国海軍に浸透していた時代のためか、-->防御は対13.5インチ防御の域を出ず、対15インチ完全防御とは言えなかった。これは後々にまで本級の戦闘に響いた。しかし当時の仮想敵に対して垂直防御装甲330mmは必要にして十分な厚みであり、竣工当時では最強の戦艦であった。