「推理小説」の版間の差分

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[[麻耶雄嵩]]は『[[貴族探偵]]シリーズ』の探偵は「証拠集めから推理まで全て使用人に任せる」という「なにもしない探偵」、『[[神様ゲーム (麻耶雄嵩)|神様ゲーム]]』の探偵は序盤で推理過程を飛ばして犯人を指摘するなど、探偵の定義を利用したメタミステリ要素の強い作品を多く執筆している<ref name=asahi_ASL514TGRL51PTFC00Y />。
 
[[法月綸太郎]]により、「探偵役が提示した解決が真の解決であるかは作中で証明できない」という問題([[後期クイーン的問題]])が提起されている。これ以降、日本の[[#新本格ミステリ|新本格ミステリ]]において不完全な推理しかできない探偵役、作中で推理の完全性が保証された名探偵など、この問題を意識した作品が多数登場した。変則的な事例として『[[[虚構推理]]』の探偵役は事件の真相ではなく「どうやって人々を納得させるか」に主眼をおいており、推測が含まれると断言した上で納得できそうな解決を提示するという作風から議論を巻き起こした<ref>{{Cite web|author=中川凌|date=2018-06-09|url=https://ddnavi.com/matome/464828/a/|title=推理マンガのおすすめ10選! 謎解きの快感が病みつきになる、誰もが知る名作から注目のミステリーまで一挙まとめ|website=[[ダ・ヴィンチニュース]]|accessdate=2018-12-24|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181223164511/https://ddnavi.com/matome/464828/a/|archivedate=2018-12-23}}</ref>。
 
=== ワトスン役 ===