「ファブリ・ペロー干渉計」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
解消済み仮リンク 量子カスケードレーザー,無反射コーティング の内部リンク化
編集の要約なし
40行目:
* ファブリ・ペローのエタロンは通常の[[分光器]]では[[スペクトル線|輝線]]が互いに近すぎて観測できない[[ゼーマン効果]]をも観測できる分光器として用いられることがある。
* [[天文学]]において、エタロンは単一の輝線を選んで[[撮影|撮像]]するために用いられる。最もよく用いられる対象は[[太陽]]の[[Hα線]]である。太陽の[[カルシウム|Ca-K]]線もエタロンを用いて撮像することが多い。
* [[重力波 (相対論)|重力波]]検出器においては、[[光子]]を光速で片道[[ミリ秒]]かかるような長いファブリ・ペローキャビティに貯めることがある。これにより重力波が光と相互作用する時間を長くとることができ、低周波における[[感度]]が向上する。この原理を用いて、[[LIGO]]や{{仮リンク[[Virgo|Virgo干渉計|label=Virgo|en|Virgo_interferometer}}]]などの検出器では[[マイケルソン干渉計]]の両腕を数[[キロメートル]]にわたるファブリ・ペローキャビティにより構成している。「クリーナ」と呼ばれるより小さなキャビティもメインレーザーの{{仮リンク|空間フィルタリング|en|Spatial_filter}}および周波数安定化のために使われる。
 
== 理論 ==