「ウルグアイ・ラウンド」の版間の差分

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この協議ではサービス貿易や知的所有権の扱い方、農産物の自由化などについて交渉が行われた。中でも農業分野交渉が難航し、将来的に全ての農産物を関税化に移行させること、最低輸入機会([[ミニマム・アクセス]])を決定するにとどまり、完全な自由化には至らなかった。
 
この協議によってGATTを改組して[[世界貿易機関]](WTO)を設立することが決定され、また[[貿易に関連する投資措置に関する協定]] (TRIM)、[[サービスの貿易に関する一般協定]](GATS)、[[知的所有権の貿易関連の側面に関する協定]](TRIPS協定)が成立した。
 
これにより加盟国は、パフォーマンス要求の一部を廃止することやサービス貿易の一形態であるサービス産業の現地進出に対して、規制緩和することなどの義務を負うことになった。しかし、これらは先進国が想定する投資ルールのごく一部をカバーするにとどまっており、包括的な投資ルールの策定に向けた交渉の開始が期待されている。