「特捜刑事マイアミ・バイス」の版間の差分

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=== サウスビーチの復興 ===
アンソニー・ヤーコヴィックは脚本執筆のためマイアミを訪れた際、サウスビーチに並ぶ[[アール・デコ|アール・デコ様式]]の建築に強く惹き付けられた。サウスビーチの開発は1910年代に始まり、その後半世紀以上も[[フロリダ半島]]最大のリゾート地として繁栄していたが、やがて活気がなくなり1970年代頃になると治安の悪い薄汚れた街に変わり果てていた。そこには1920~30年代に流行したアールデコ建築([http://www.sjsu.edu/faculty/wooda/miami/index.html マイアミ・デコ]とも呼ばれる)が数多く残っており、荒廃した街に美しく豪華ノスタルジックな建物が建ち並ぶギャップにヤーコヴィックは魅了されたのだった。放置されたままの空き家も多いため犯罪ドラマのロケーションとしても最適だった。
 
マイケル・マンはそれらの建物を「蒸し暑さの表現」として[[パステルカラー]]に塗るよう指示した。もともと建物にはカラフルな塗装はされておらず白っぽい単色の外壁だったが、ドラマが始まる2年前の1982年、ニューヨーク出身の一人のデザイナーがアールデコとパステルカラーの融合を提案した。この案はサウスビーチの復興を望む人々に受け入れられ徐々に広がりつつあったが、このパステルカラーによる美化運動はマンの行動によって急速に進んだ<ref>{{Cite web|title=フロリダ(2):マイアミビーチのMiMoデザインとパステルカラーパレット|url=https://medium.com/@katsura/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%80-%EF%BC%92-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81%E3%81%AEmimo%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-96472c20b4bb|website=Medium|date=2019-05-13|accessdate=2020-02-23|language=en|first=Katsura|last=Onoe}}</ref>。またアールデコ建築の保存活動をしていたMDPL("Miami Design Preservation League" 1976年発足の非営利組織<ref>{{Cite web|title=Home|url=https://www.mdpl.org/|website=Miami Design Preservation League|accessdate=2020-02-23|language=en-US}}</ref>)と協力し合うことで、「マイアミ・バイス」はサウスビーチの美化と歴史的建築物の保存に貢献する功績を残した。