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Mckj (会話 | 投稿記録)
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心室細動の状態にある心筋細胞はお互いを興奮させ合い、急速にエネルギー([[アデノシン三リン酸]])を消費している。この「興奮させ合い」を停止させるのが[[電気的除細動]]である。しかし、心筋細胞がそのエネルギーを使い果たしてしまってからでは意味をなさない。
 
発症からできる限り早く(2分 - 3分)[[電気的除細動]]を行い、調律性拍動を回復する必要がある。回復しない場合には[[心肺蘇生]]を行いながら繰り返し電気的・薬物的除細動を試みる。心拍が回復しなければ死に至る。[[カーラーの救命曲線]]では、心臓停止後約3分で50%が死亡する。対策としては緊急を要するため、[[救急救命士]]の育成、[[アドレナリン]]投与と迅速な救命施術、各家庭や公共の場に電気的除細動を普及し設置することである。
 
心室細動から回復した後に原疾患の治療を行う。再発のおそれがある場合は[[植え込み型除細動器]]の使用が望ましい。