「伊崎寺」の版間の差分

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== 伊崎の棹飛び ==
[[ファイル:Isaki-ji (bar).jpg|サムネイル|棹飛堂の下にある竿]]
伊崎寺の年中行事として知られているのがでは毎年[[8月1日]]に行われる棹飛びであが行われ{{Sfn|滋賀県教育委員会事務局文化財保護課|2019|p=202}}。琵琶湖に面した断崖絶壁の上に建てられた棹飛堂の下に長さ13 mの太い竿([[角材]])が湖上に突き出すように取り付けられておりこの竿の先端から7 m下の湖面に行者が飛び込む<ref name=":0">{{Cite news|title=琵琶湖で僧侶が「棹飛び」 滋賀・近江八幡の伊崎寺|date=2019-08-01|newspaper=共同通信|agency=共同通信社}}</ref>。約1100年前から続く伝統行事であり<ref name=":0" />、[[1534年]]([[天献的 (元号)|天文]]3年)伊崎寺を参詣した[[六角義賢|佐々木義賢]]がサヲトビ衆5人に対して米5升を奉納した記録が長命寺文書に残ることから16世紀にはすでに行われていたことが確認されている{{Sfn|滋賀県教育委員会事務局文化財保護課|2019|p=202}}。棹飛びの起源は天台修験の修行の一つであった捨身とされるが、延暦寺の修行僧が湖上を行き交う船から浄財を募るために空鉢を飛ばして灯明料などを徴収したことの名残ともいわれる。
 
近年は8月の第1日曜に僧侶のほか一般からも参加者を募って行われていたが、テレビニュースで紹介されたのをきっかけに、2000年ごろから許可なく棹によじのぼって飛び降りる若者が相次ぎ、[[2005年]]([[平成]]17年)[[8月16日]]には24歳の男性が溺れて死亡<ref>[[朝日新聞]]滋賀版2005年8月17日28面</ref>。翌年の棹飛びは中止され、[[2007年]](平成19年)からは百日回峰行を満行した行者の飛び込みのみで8月1日に変更して再開<ref>朝日新聞滋賀版2007年8月2日28面</ref>。[[東京都]]など他の地方から棹飛びに参加する行者もいる<ref name=":0" />。
 
== 脚注 ==
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*{{Cite web |url=http://www.pref.shiga.lg.jp/edu/sogo/kakuka/ma07/treasure_of_water/files/21wot-3.pdf |title=近江水の宝リーフレット 伊崎寺と竿飛び |format=PDF |publisher=滋賀県教育委員会 |accessdate=2015-7-10}}
*[http://japan-geographic.tv/shiga/omihachiman-isakiji.html 滋賀県近江八幡市 伊崎寺] ジャパン・ジオグラフィック
*{{Cite book|和書|title=街道でめぐる滋賀の歴史遺産|date=2019-10-25|year=2019|publisher=サンライズ出版|ref=harv|author=滋賀県教育委員会事務局文化財保護課}}
 
== 関連項目 ==