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== GAZOO Racing ==
GRブランドの根幹を為すモータースポーツ活動である。成瀬弘の信条であった、レースを通して技術や人を鍛えることを目的としており、勝つことを第一の目的とした世界選手権のようなビッグカテゴリから、人材育成や市販車開発を目的とする草レースまで幅広く参戦を行っている。表記は「Gazoo Racing」や「GAZOO RACING」などの揺れがあるが、現在公式では「GAZOO Racing」で統一されている。またTOYOTA GAZOO Racingは頭文字を取って'''TGR'''とするのが公式な略称である。
 
レースからフィードバックしているのはパワーユニットや[[トランスミッション]]技術のような自動車に直接生かせるものだけでなく、レーシングカーの開発の手法(開発プロセス、組織論、シミュレーション技術など)もそうである。また市販車のテストドライバーが市販車開発のためにレースに参戦したり、逆にプロのレーシングドライバーが市販車開発の現場に直接携わる機会が増えている。[[GRスープラ]]は前者、[[GRヤリス]]は後者のパターンで開発されている。また[[C-HR]]がプロトタイプの段階でニュルブルクリンク24時間に参戦したように、GRシリーズ以外のトヨタ/レクサスの車作りにも大きな影響を与えている活動である。
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本社以外にも世界のトヨタ法人の多くが「GAZOO Racing ○○(国の名前)」を名乗り参戦しているが、一部マーケティングや参戦体制の都合でGAZOO Racingを名乗っていない場合もある<ref>例をあげると、[[トヨタ車体]]のチームランドクルーザーや[[D1グランプリ]]のFAT FIVE RACINGはマシンやレーシングスーツに『TOYOTA GAZOO Racing』のロゴがあるが、GAZOO Racingを名乗らずに活動を続けている。</ref>。また北米のレクサスは2019年を最後にGAZOO Racingを名乗っておらず、日本のレクサスも2019年を最後にTOYOTA GAZOO Racingに引き継いだため、2020年現在『LEXUS GAZOO Racing』としては活動は行われていない。
 
発足以降、[[ル・マン24時間]]初制覇、[[WECFIA 世界耐久選手権]](WEC)ドライバー/チームズタイトル獲得、[[WRC世界ラリー選手権]](WRC)ドライバー/コ・ドライバー/マニュファクチャラーズタイトル獲得、[[ダカール・ラリー]]初制覇、[[NASCAR]]カップ戦ドライバー/マニュファクチャラーズタイトル獲得などの実績を残している。なおWRCのマニュファクチャラーズトロフィーには、トヨタのエンブレムではなく「GR」のそれが刻まれている。
 
チームとしての参戦だけでなく[[ラリーチャレンジ]]や86/BRZといったレースシリーズ、TOYOTA GAZOO Racing Festival(TGRF)のようなイベントなども開催して、モータースポーツ文化振興を精力的に行っている。2020年には[[トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム]] (TDP) やTGRラリーチャレンジなどの育成組織を統合整理し、WECとWRCへの若手ドライバー輩出を目指す「TGRドライバー・チャレンジ・プログラム('''TGR-DC''')」を設立した<ref>{{Cite news |title=トヨタがドライバー育成プログラムを『TGR-DC』に統合。ラリー競技での発掘・育成強化 |url=https://www.as-web.jp/domestic/563320?all |newspaper=autosport web |date=2020-02-07 |accessdate=2020-04-02}}</ref>
 
表記は「Gazoo Racing」や「GAZOO RACING」などの揺れがあるが、現在公式では「GAZOO Racing」で統一されている。またTOYOTA GAZOO Racingは頭文字を取って'''TGR'''とするのが公式な略称である。
 
公式[[マスコットキャラクター]]は「[[くま吉]]」「モリゾウくん」「ルーキー」<ref>[https://toyotagazooracing.com/jp/kumakichi/2019/03/motor-sports-festival-photo.html トヨタ くま吉&モリゾウくん&ルーキー @ モースポフェス 2019 SUZUKA ] くま吉ワールド(TOYOTA GAZOO Racing)2020年4月2日閲覧。 </ref>。