削除された内容 追加された内容
45行目:
両親は当然の事ながら反対するが、タネの熱心な説得は続き、とうとう両親を説き伏せ、4月15日、鹿児島市の西券番に属する芸者[[置屋]]「都屋」へ身代金100円と引き換えに芸者の仕込みとして入る。正義はその身代金を元手に食堂を開店した。
 
同年9月1日、同じ置屋の芸者八重子の妹分として'''八重丸'''の名で見世出しするが、南券番より移籍して来た同僚芸者の小染から南券番の芸の水準の高さを聞かされた八重丸は、芸の水準のみならず客層や料亭の格も上級である南券番への移籍を希望し、見世出しからわずか3ヶ月ほどで南券番の置屋「松屋」に移り、12月15日に先輩芸妓千代治の妹分として、置屋の主人の命名により'''成金'''の名で見世出し(周囲から名前について冷やかされたため、改名を願い出て翌正月より'''千成'''となる)
 
当時鹿児島の花柳界に所属する芸者は関西出身の者が大半を占め、地元出身の芸者は極少数であったため、非常に珍しがられたという。
 
唄に[[三味線]]にと熱心に取り組み、馴染みの客なども出来順調なようであったが、旦那(ここではスポンサーのこと)を持つ事を拒否していたため、着物代などの経費は自腹で賄わねばならず、その為に借金が増えてった。
 
== 台湾へ移る〜木村伊兵衛との恋==