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== 植物学上の特徴 ==
[[画像:Annona squamosa 01.JPG|thumb|left|食べ頃のバンレイシ(釈迦頭)]]
原産地は[[西インド諸島]]、[[ペルー]]など[[中南米]]。樹木は[[多年生]]半[[落葉樹|落葉性]]の[[小高木]]で6-8mに成長する。[[葉]]は[[単葉]]、[[葉|互生]]で[[葉|葉柄]]がある。花期は4月から6月で、薄緑色の花が咲く。
 
果実の表面は緑色で凹凸があり、変色した黒い斑点がある。形状が[[螺髪]]を持つ[[仏像]]の頭部に見えることから「[[釈迦]]頭」とも呼ばれる。熟すと黒い斑点が増え、表面の凹凸は鱗のように一枚ずつが剥がれ、そこに果肉が付着している。果肉は白いシャーベット状、クリーム状で、中に[[大豆]]ほどの大きさの黒い[[種子]]が複数入っている。味は非常に甘味が強く、ねっとりした果肉の中にジャリジャリとした砂糖の粒を噛むような食感がある。このジャリジャリした歯ざわりは、果肉中に[[ナシ|梨]]と同じ[[石細胞]]が多く含まれているためである。英名のSugar-appleはこの食感から付けられた。流通は完全に熟さない固い状態で出荷される。食べ頃に熟すと短期間に果肉が[[シャーベット]]状から[[クリーム]]状になり崩れ易いため、運搬には細心の注意が必要である。