「テーパー」の版間の差分

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{{Otheruses}}
{{出典の明記|date=2020-04-14}}
[[ファイル:Wing angles.jpg|thumb|250px|さまざまな[[翼平面形|飛行機の翼]]。多くはテーパーが付いている。]]
[[ファイル:Tour Eiffel Wikimedia Commons.jpg|thumb|150px|指数関数テーパーが付いた[[エッフェル塔]]。]]
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'''テーパー'''または'''テーパ''' ({{lang-en|taper}}) は、細長い構造物の[[径]]・[[幅]]・[[厚み]]などが、先細りになっていることである。そのような[[設計]]にすることを「テーパーをつける」と言う。
 
== 目的 ==
[[塔]]や[[柱]]・[[釣竿]]など、構造物の各部に[[重力]]が[[荷重]]としてかかる場合、各部はそこから先端までにかかる全荷重を支えなければならない。その荷重は根元ほど大きくなるため、根元ほど太くなるようテーパーがつけられる。[[翼平面形|飛行機の翼]]なども、重力以外に[[揚力]]もかかるが同様である。
 
[[針]]・[[ネジ]]など、刺したり捩じ込んだりする用具は、先が細い必要があるが、[[応力]]や強度を保つために他の部分にはそれなりの太さが必要である。径の異なる部分を滑らかにつなぐため、テーパーがつけられる。テーパーがついたねじをテーパーねじと呼ぶ。[[ピンセット]]なども、先を細くする目的は異なるが、原理は同様である。
 
== テーパーの種類 ==
;線形テーパー
:距離に対し径が[[線型性|線形]]に変わり、側面の[[角度]]は一定になる。テーパーの度合いは、角度のテーパー角または[[分数]]のテーパー率で表され、たとえばテーパー率1/100なら100mmあたり[[直径]]が1mm細くなる。