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Naisapo (会話 | 投稿記録)
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多くの[[太陽暦]]においては約4年に一度、余分な1日となる[[閏日]]が入れられる。多くの[[太陰太陽暦]]においては約3年に一度、1ヶ月を余分に入れてそれを[[閏月]]と称する。
 
暦と季節とのずれは、[[太陽年]]の長さがそれぞれの暦において基準としている期間の整数倍でないために起こるものである。太陽暦では1太陽年の長さが365日より約4分の1日長く、[[太陰暦]]では12朔望月より約11日長い。それによりこの少し長い分のずれが月日を重ねるうちに蓄積され、暦と季節が無関係なものになる。そこでこれを補正するために太陽暦では4年に一度、一年に1日を足すことにし、また月の朔望のみに頼る太陰暦ではなく、閏月を入れて暦を調整する太陰太陽暦が用いられた。太陽暦、太陰太陽暦ともに古来より何度か[[改暦]]が行われているが、どちらも閏の入れかた(置閏法)を改良するものであった(太陰太陽暦の場合は天体位置の計算法の改良もある)。
 
太陰暦でも閏日が入れられることがあるが、これは[[月齢]]と暦とのずれを補正するものである。このずれは、1朔望月が1日の整数倍でないために起こるもので、小の月(29日の月)を大の月(30日の月)に変更することで補正する。