削除された内容 追加された内容
→‎誕生までの歴史: 外部リンクの修正 https://www.osaka-minami-med.or.jp/ijisi/ijishi01.html
211行目:
 
== 日本医師会への批判 ==
日本医師会は「[[診療報酬]]にしか興味がない[[圧力団体]]であるとの批判もある。『誰も書かなかった日本医師会』にも、過去に日本医師会を牛耳っていた会長[[武見太郎]]が著者に対して「会員の3分の1は欲張り村の村長だ」とコメントしたとの記述も見られがある。また、その医療政策についても、[[開業医]]の利益を優先し[[勤務医]]をないがしろにしているとの批判もあった。
 
日本医師会の最高意思決定機関は代議員会だが、その代議員の選挙が都道府県医師会に委託されている為、階層的組織である現況のもと、必然的に長年会務に携わった比較的高齢の会員のみで構成され、若手の会員からは甚だしく年齢構成が偏っているとの批判がある。一方で若い医師は非常に業務に多忙であり、無給[[ボランティア]]に限りなく近い医師会業務を嫌う会員が大半である。
 
医療費削減の流れもあり少なくなる報酬を確保する動きもあり診療報酬改定時には他医療職団体を批判するような発言を幹部が行い波紋を引き起こす事が多して近年では医科である診療報酬とは別に、[[調剤報酬]]について意見する事もみられ、2013年には大手調剤薬局チェーンの役員報酬が6億円超との報道を受け<ref>[http://www.yakuji.co.jp/entry26953.html 薬業界の役員報酬‐12社29人が1億円以上 薬事日報(2012年7月3日)]</ref>「医師は粥すすり、薬剤師はすき焼き三昧」と[[日本薬剤師会]]の学術大会である日本薬剤師会学術大会で発言し波紋を残した<ref>[http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=42430 医師は粥すすり、薬剤師はすき焼き三昧日医・鈴木常任理事 “敵陣”日薬学術大会で分業批判の大立ち回り 医薬経済社(2013年9月24日)]</ref>。

2015年にはドラッグストアチェーンが「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴(薬歴)を記載せずに患者へ薬を出していたことを受け<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASH2665ZVH26UUPI003.html 薬のカルテ17万件未記載 調剤薬局「くすりの福太郎」 朝日新聞(2015年2月10日)]</ref>、これまで積極的に関与してこなかった[[薬剤師]]の調剤報酬の改定にも積極的に関与する方針を示し「行きすぎた医薬分業、押し戻す」と発言をし<ref>[https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/335019/ 「行きすぎた医薬分業、押し戻す」中川日医副会長2016年度改定に向け調剤報酬の議論にも関与 m3.com(2015年6月28日)]</ref>、中医協において[[医薬分業]]批判の発言を行った<ref>[http://pnb.jiho.jp/tabid/68/pdid/11635/Default.aspx 分業批判一色、日医「そもそも論」繰り返し中医協で次期改定の議論開始、日薬「建設的な議論を」PHARMACY NEWSBREAK(2015年7月22日)]</ref>。
 
薬局業界から診療所で医師の[[無資格調剤]]の批判に対して「医師の指示があれば問題ない。薬剤師とは法の組み立て異なる」と診療所において無資格調剤がある事を認めた形となり、診療所の無資格調剤は問題ない旨の発言をし<ref>[http://pnb.jiho.jp/tabid/68/pdid/11893/Default.aspx 診療所の無資格調剤、医師の指示があれば問題ない薬剤師とは法の組み立て異なるPHARMACY NEWSBREAK(2015年9月1日)]</ref>、これに対して[[日本薬剤師会]]から「調剤は少なくとも薬剤師の仕事」とし発言に対して「誤解が生じているのではないか」と反論されるなど波紋を引き起こす事になった<ref>[http://pnb.jiho.jp/tabid/68/Default.aspx?pdid=11919 日薬・山本会長「調剤は少なくとも薬剤師の仕事」  日医・松原副会長に反論、「誤解生じているのではないか」PHARMACY NEWSBREAK(2015年9月3日)]</ref>。[[2016年]]にも日本医師会傘下の日本医師会総合政策研究機構が同様の発表をし日本薬剤師会が医師の調剤行為は例外を除き禁止であると反論するなど<ref>【日薬】医師の調剤行為、例外除き禁止‐日医総研の解釈に反論 2016年3月11日薬事日報 http://www.yakuji.co.jp/entry49553.html</ref>波紋を呼んだ。なおこの件に関しては昭和47年及び昭和59年の国会答弁内で「医師の監督権はない」と厚生大臣や局長が答弁している<ref>第101回国会衆議院社会労働委員会議事録第19号 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/101/0200/10106280200019.pdf#page=22</ref>。
[[2017年]]においても中医協の場で医師会所属の委員から大手調剤薬局の社名を名指しして「患者からの同意を得たかかりつけ薬剤師が不在の時、他の薬剤師が対応し、かかりつけ料を算定していないか心配だ」などと不正請求の疑惑をかける発言をし、大手調剤薬局側が公式に否定のプレスリリースを出す異例の事態を招ている<ref>日本調剤 中医協・中川委員の中医協での不正請求発言に猛抗議 2017年3月30日ミクスオンライン https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/57345/Default.aspx </ref>。2018年7月5日に開催された厚生科学審議会・第4回医薬品医療機器制度部会においてこれからの薬剤師の在り方に対する議論をする際、日本医師会副会長である委員が「医薬分業自体を見直す時期に来ているのではないか」と発言をし、2015年3月12日に開催された内閣府の規制改革会議より医薬分業を推進すべきとしてきた意見とは正反対の意見を表明し過去の議論を蒸し返すような発言をした<ref>いつまで「医薬分業の是非」を蒸し返すのか
 
2018/7/24日経DIオンライン https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201807/557114.html</ref>。7月25日の同審議会でも「医薬分業の根本的な議論をすべきという議論が多々あったと思うが、それはどのように反映されるのか」と指摘、さらに「薬剤師が働きを変えれば医薬分業のメリットが感じられるとは誰も言っていない」と、不満を述べた。また今まで発言してこなかった[[病院薬剤師]]においても「病院薬剤師が輝いていない」と発言し異論が噴出他の委員から「病院の薬剤師は輝いて活躍している」と反論を受けた<ref>高度薬学管理の担い手巡り、議論が紛糾
[[2016年]]にも、日本医師会傘下の日本医師会総合政策研究機構が同様の発表をし、日本薬剤師会が医師の調剤行為は例外を除き禁止であると反論するなど<ref>【日薬】医師の調剤行為、例外除き禁止‐日医総研の解釈に反論 2016年3月11日薬事日報 http://www.yakuji.co.jp/entry49553.html</ref>波紋を呼んだ。なおこの件に関しては、昭和47年及び昭和59年の国会答弁内で「医師の監督権はない」と[[厚生大臣]]や局長が答弁している<ref>第101回国会衆議院社会労働委員会議事録第19号 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/101/0200/10106280200019.pdf#page=22</ref>。
 
[[2017年]]においても中医協の場で医師会所属の委員から大手調剤薬局の社名を名指しして「患者からの同意を得たかかりつけ薬剤師が不在の時、他の薬剤師が対応し、かかりつけ料を算定していないか心配だ」などと不正請求の疑惑をかける発言をし、大手調剤薬局公式に否定する[[プレスリリース]]を出す異例の事態を招ている<ref>日本調剤 中医協・中川委員の中医協での不正請求発言に猛抗議 2017年3月30日ミクスオンライン https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/57345/Default.aspx </ref>。2018年7月5日に開催された厚生科学審議会・第4回医薬品医療機器制度部会においてこれからの薬剤師の在り方に対する議論をする際、日本医師会副会長である委員が「医薬分業自体を見直す時期に来ているのではないか」と発言をし、2015年3月12日に開催された内閣府の規制改革会議より医薬分業を推進すべきとしてきた意見とは正反対の意見を表明し過去の議論を蒸し返すような発言をした<ref>いつまで「医薬分業の是非」を蒸し返すのか
 
2018年7月5日に開催された、厚生科学審議会・第4回医薬品医療機器制度部会において、これからの薬剤師の在り方に対する議論をする際、日本医師会副会長である委員が「医薬分業自体を見直す時期に来ているのではないか」と発言をし、2015年3月12日に開催された、[[内閣府]]の規制改革会議より医薬分業を推進すべきとしてきた意見とは正反対の意見を表明し、過去の議論を蒸し返すような発言をした<ref>いつまで「医薬分業の是非」を蒸し返すのか
2018/7/24日経DIオンライン https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201807/557114.html</ref>。
 
2018/7/24日経DIオンライン https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201807/557114.html</ref>。7月25日の同審議会でも「医薬分業の根本的な議論をすべきという議論が多々あったと思うが、それはどのように反映されるのか」と指摘、さらに「薬剤師が働きを変えれば医薬分業のメリットが感じられるとは誰も言っていない」と、不満を述べた。また今まで発言してこなかった[[病院薬剤師]]においても「病院薬剤師が輝いていない」と発言し異論が噴出他の委員から「病院の薬剤師は輝いて活躍している」と反論を受けた<ref>高度薬学管理の担い手巡り、議論が紛糾
2018/7/26 日経DIオンライン https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201807/557176.html</ref>。