「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」の版間の差分
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→作品概要: 特に「あらすじ」部分につき、本質と外れたように見える部分をカットしました。近藤の最後の話も話の本筋からはいらないようにも感じたのですが、柄本明は重要な助演と位置づけられており、何の言及もないのも何でしたので、残しました。その他、表記ミスをいくつか修正しました。 |
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== 作品概要 ==
控えめに見えるが情熱を秘めた大人の女性([[いしだあゆみ]])から好意をもたれた寅次郎([[渥美清]])。他人に誠実であること、自身の心に嘘をつかないこと。一緒のようでいて社会の上では折り合いのつかない二つの問題に挟まれた男の答えは…。
浅草軽演劇の渥美、新宿演劇の流れを汲む[[柄本明]]、歌手から大女優へ成長したいしだなど異色の組み合わせだが、客演に迎えた[[片岡仁左衛門 (13代目)]]の存在が大きい。[[山田洋次]]監督は情熱と雅量を持つ名優に憧れていたとされ、『[[100年インタビュー]]』(NHKデジタル衛星ハイビジョン[[2007年]][[11月15日]]放送)でも十三代目の佇まいに感動した様子を語っている。また、タイトルバックの江戸川沿いのセリフのないシーンの常連だった[[津嘉山正種]]が、『[[男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花]]』に続いて本編に登場した。
恋の病で寅次郎が寝込んだ際の源公のお見舞い袋には「源吉」と書かれている。
後の『[[男はつらいよ 寅次郎紅の花]]』では、満男と寅次郎の会話のやりとりで、かがりの事が言及されている。
本作には、いままでのシリーズの「お約束」を裏切るような、微妙なオリジナル展開が多数演出されている。京の町家や、丹後、鎌倉・江ノ島の海をバックに、マドンナ絡みでは物静かなシーンが多い。
== あらすじ ==
寅次郎が見た夢では、寅次郎は旅の絵描き。貧乏なさくら一家に泊めてもらったお礼に、ふすまに絵を描いたところ、翌朝、その絵から雀(アニメーションで表現)が飛び出し、一家は見物客で裕福になる(落語「[[抜け雀]]」
京都へ旅に来ていた寅次郎。そこで寅次郎は、京都名物の[[葵祭]]で老人加納(片岡仁左衛門)と知り合う。当代屈指の陶芸家で人間国宝でもある老人の家を訪ねてみると、そこには、かがり(いしだあゆみ)という名の、実家に娘をあずけている未亡人が働いてい
そこに、加納の独立した弟子の蒲原が訪ねてきた。蒲原がかがりと結婚すると
加納に「よかったら、かがりの様子を見てきてくれ」と頼まれた寅次郎は、丹後まで
翌日、とらやへ
▲そんな寅次郎は、意気消沈しその日のうちに、旅に出た。その後、加納の内弟子の近藤がとらやを訪ねてきて、加納が寅次郎に与えた茶碗を、借り受けたいと伝える。その日、かがりから届いたはがきには「とても恥ずかしいことをしてしまいましたけど、寅さんならきっと許してくれるはずです」とつづってあった。寅次郎は瀬戸物を彦根城の下にある公園[[玄宮園]]で商売をしていたところで、たまたま彦根にきていた加納と再会する。
== キャスト ==
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