「ノーゲーム」の版間の差分

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'''ノーゲーム'''(No Game)とは、[[野球]]・[[ソフトボール]]において、途中打ち切り([[コールドゲーム]])となった試合のうち、終了回数等の理由により正式試合の成立要件を満たさない場合に[[球審]]により発せられる宣告<ref>2009[[公認野球規則4]]7.1001(e)</ref>である
 
ノーゲームが宣告されると、その試合の全ての記録が無効となり、そのまま無効試合として記載される<ref>ただし、[[退場]]は記録される。</ref>
 
== 概要 ==
[[天気|天候]]、競技場の状態などの理由で試合が途中打ち切り(コールドゲーム)となったときの状況が、以下のいずれにも'''該当していない'''場合は正式試合とはみなされず、ノーゲームとなる。
#* 5回の表裏が完了している
#* 5回表終了時、または5回裏の途中に、後攻チームがリードしている
#* 5回裏に後攻チームが得点し、同点となっている
上記のいずれかを満たし、正式試合として成立したうえで同点の場合は[[サスペンデッドゲーム]]となる([[日本プロ野球]]および[[日本の高校野球|高校硬式野球]]ではサスペンデッドゲーム適用されない。高校軟式野球では試合成立前での打ち切り、ないしは成立後に同点であった場合には「特別継続試合」とする位置づけでサスペンデッドゲームが適用されるが、決勝戦のみ例外として再試合とする<ref>高校野球特別規則14</ref>)。
 
高校野球では上記の「5回」を「7回」に読み替える<ref>高校野球特別規則11</ref>。その他の[[アマチュア野球]]連盟でも、天災日没等の理由で試合を打ち切るときは、内規により7回完了でなければノーゲームとなる。ただし、点差による打ち切りは5回で成立となる場合も多い。
 
イニングの途中でノーゲームが宣告された場合は、そのイニングの得点の数字に「'''x'''」を付記する。詳細は[[コールドゲーム#具体例|コールドゲームの項記載の参考表]]参照
 
ノーゲームが宣告された場合、入場券は払い戻される<ref>ただし、[[ダブルヘッダー]]の場合は第1試合がノーゲームの場合に限る。第1試合が成立すれば、たとえ第2試合がノーゲームになっても払い戻しにはならない。</ref>
 
== 他種目での類似例 ==
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* [[インブリー事件]]
* [[平和台事件]]
* [[日本の高校野球#雨と決勝の因縁|日本の高校野球(雨と決勝の因縁)]]
 
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