「柔子内親王」の版間の差分

'''柔子内親王'''（よしこ、生年不詳～ - [[天徳三]]3年（959）正（[[959年]]）[[1月2日 (旧暦)|1月2日]]）は[[宇多天皇]]の第二皇女。母は[[藤原胤子]]で、[[醍醐天皇]]の同母妹にあたる。六条斎宮とよばれた。

== 経来歴 ==

[[寛平四]]4年（892）12（[[892年]]）12月29日に内親王に宣下される。寛平九9年（897）8（[[897年]]）8月13日伊勢[[斎宮]]となり、[[昌泰]]元年（898）4（[[898年]]）4月25日野宮、5月初斎院に入った。昌泰二2年（899）9月8日、伊勢へ群行する。[[延長八 (元号)|延長]]8年（[[930年（930）9]]）9月22日醍醐天皇が譲位し、12月に斎宮を退下した。斎宮在任は足かけ34年に及んだ。『大和物語』に登場し、『後撰和歌集』に一首入集した。藤原兼輔ら歌人との交流が伝わるほか、凡河内躬恒をして和歌を詠進させるなど、一つの文芸サロンをなした。