「オクターヴ」の版間の差分

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→‎記譜上の移高記号: en:Octave,21 February 2020, at 09:45から記譜例を移入
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</score>|width=310|caption=''8<sup>vb</sup>''、''15<sup>mb</sup>''の記譜例}}
西洋音楽の[[楽譜]]において、5線譜で標準的に使用される[[音部記号]]にとって非常に高い音や低い音を記したい時、[[加線]]が多くて見にくくならないよう、オクターヴ移高させる省略記号が使用されてきた。
 
音楽用語はイタリア語が公用語として普及していたが、 記譜音をオクターヴ移高させて奏する指示もイタリア語で表記される。''8<sup>va</sup>'' という[[演奏記号|記号]]は、「(記譜よりも)1オクターヴ高く(演奏せよ)」という意味であるが、正式には''8<sup>va alta</sup>''となる。''8<sup>va</sup>'' とは ''ottava'' の略記であるが、イタリア語における''ottavo''の女性型''ottava''に、「高い」''alto''の女性型''alta''が適用されている。逆に、「(記譜よりも)1オクターヴ低く(演奏せよ)」という指示には、 ''8<sup>va</sup>'' が用いられることがあるが、ロマン派頃から誤解を防ぐためその表記は敬遠されるようになり、その後は''8<sup>vb</sup>''または''8<sup>va</sup> bassa''と表記され、これらは''ottavo basso''の女性型で''ottava bassa''となっている。