「天孫降臨」の版間の差分

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== 考察 ==
* 日本書紀に「日向の襲の高千穂の峯に天降ります」とあるが、この「襲」については、同じく日本書紀の景行天皇13年5月条に、「襲国平定」と記されてある。「襲国(曽国)」<ref>{{Cite book |和書 |url=https://kotobank.jp/word/%E8%A5%B2%E5%9B%BD-554978 |title=襲国 |publisher=[[コトバンク]] }}</ref>とは古代の南九州に居住した[[熊襲]] (球磨贈於) といわれ、後に[[隼人]]と呼ばれた人々の本拠地とされる<ref>{{Cite book |和書 |url=https://kotobank.jp/word/%E7%86%8A%E8%A5%B2-55947 |title=熊襲 くまそ |publisher=[[コトバンク]] |author=[[小学館]] [[大辞泉]] }}</ref>。
 
* [[谷有ニ]]は「元より伝説であり特定はできないが」とした上で、伝説の地をクシフルに音の似た九重連峰や[[久住山]]とする説等を紹介している。谷自身は、高千穂を「高い山」の意とし、添(ソホリ)が[[ソウル特別市|ソウル]]と同じ王の都であるなど韓国との関連を示す記載と前述の瓊々杵尊の言葉から、本来は九州北部が伝説の地であったが、政策上の都合で九州南部に移動したとしている。また、谷はソホリに「大きい」の意のクがついたものがクシフルである可能性とカシハラとの類似性も指摘している。
 
* [[古田武彦]]は福岡県の日向峠(笠沙岬の真北)を天孫降臨の伝説の発祥地とする。