「ジアゾ化合物」の版間の差分

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そのため、酸を作用させると炭素がプロトン化を受けてジアゾニウム化合物に変わる。その性質から、ジアゾアルカンは[[カルボン酸]]の優れたアルキル化剤としてはたらく。
: <cechem>{RCO2H} + CH2N2 -> {[{RCO2^-} + CH3-N2^+]} -> {RCO2CH3} + N2 \uparrow</cechem>
 
また、ジアゾ化合物は光または熱により分解して窒素分子を遊離させ、[[カルベン]]を残す。
 
: <cechem>R2CN2</cechem> + 光または熱 <cechem>-> {R2C:} + N2 \uparrow</cechem>
 
[[ウルフ転位]]はα-ジアゾケトンから N<sub>2</sub> 分子を脱離させ、[[カルベン]]を経て[[ケテン]]を得る反応である。