「スポーツ障害」の版間の差分

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→‎主なスポーツ障害: 2016年6月12日 (日) 18:20‎の版で「オスグッド(膝の骨の剥離骨折)」と加筆され、2018年8月30日 (木) 21:59の版で「野球肘」と加筆されましたが、前者はオスグッド・シュラッター病の名前で記事があり、後者も野球肘の名前で記事があり、同じ節に載るテンプレートに載っていますので除去しました。
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'''スポーツ障害'''(スポーツしょうがい)は、[[スポーツ]]([[フィジカルトレーニング|運動]])をすることで起こる[[障害]]や[[外痛みを主訴とする損]]などの総称である。'''使い過ぎ症候群'''(つかいすぎしょうこうぐん)ともいう。
 
== 概要 ==
スポーツ障害とは、同一動作の繰り返しにより生じる痛みを主訴とする損傷のことであり、Over Use(オーバーユース:使いすぎ)がその原因である<ref>{{Cite journal|last=Kurosawa|first=Kazuo|date=2008|title=Manual Therapy Practice|url=http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/rika/23.341?from=CrossRef|journal=Rigakuryoho Kagaku|volume=23|issue=2|pages=341–346|language=ja|doi=10.1589/rika.23.341|issn=1341-1667}}</ref>。主なスポーツ障害については、当該項目を参照のこと。
{{要出典範囲|長期的に同じ[[スポーツ]]を続けることなどにより、[[体]]の一定の部位に負担がかかって起こる[[障害]]。スポーツにおける体の使い過ぎ(オーバーユーズ)を原因とするもので、[[成人]]だけでなく、成長期の[[子供]]にもよく起こる障害である|date=2017年5月}}。
 
児童生徒の運動に関連した現代的健康課題として、運動不足に伴う[[肥満]]などの[[生活習慣病]]と運動過多に伴う四肢および[[脊椎|脊柱]]のスポーツ傷害が指摘されている<ref>{{Cite journal|和書|author=津島愛子,三村由香里,本田浩江,荻原真菜,桑島若菜,能海佳奈|date=2017-02|title=小学生における運動器検診の結果と課題|url=http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/54836|journal=岡山大学大学院教育学研究科研究集録|volume=164|pages=41-47|publisher=岡山大学大学院教育学研究科|ref=harv}}</ref>。子どもの治癒能力は旺盛で、障害が発生しても初期に適切な対応が行われると完全に回復するが、発見が遅れたり不適切な対応が行われると完全な修復は難しく、後遺障害を残し、時に日常生活に支障をきたす場合もある<ref name="JP">{{Cite journal|date=2016|title=子どもにみられるスポーツ障害とその予防|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/65/1/65_56/_article/-char/ja/|journal=Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine|volume=65|issue=1|pages=56–56|language=en|doi=10.7600/jspfsm.65.56|issn=0039-906X}}</ref>。このため、子どものスポーツ障害では早期発見・早期治療が最も重要だが、明らかな症状を有する場合にはすでに病状が進行していることが多い<ref name="JP"></ref>。
同愛記念病院整形外科の統計によれば、力士のスポーツ障害5094件の内、下肢の怪我は2601件(51.2%)に及んでいる。さらにそのうち半数が、膝の靭帯や半月板に起こる怪我や障害である。その理由として、膝関節の構造が股関節に比べて不安定な作りになっていること、力士の体重が約150㎏と重いことが挙がる。しかし力士のスポーツ障害は熱心な下半身の稽古や手術などの十分な治療と休養によって防ぐことが可能である<ref>『大相撲中継』2017年9月16日号 p90-91</ref>。
 
学童期では、関節あるいは筋・腱が付着している部分の軟骨や骨の障害が生じやすいのが特徴で、[[骨端軟骨|骨端症]]、[[離断性骨軟骨炎]]、[[疲労骨折]]などが多く見られる<ref name="JP" />。また、急性の内科的スポーツ障害として、[[突然死]]、[[熱中症]]、[[過換気症候群]]、運動誘発性[[気管支喘息|喘息]]、食物依存性運動誘発性[[アナフィラキシー]]などが挙げられ、慢性の内科的スポーツ障害としては、[[慢性疲労症候群|オーバートレーニング症候群]]、[[スポーツ貧血|スポー ツ貧血]]、[[月経|月経異常]]、[[不整脈]]などが挙げられる<ref>{{Cite journal|date=2016|title=子どもにみられる内科的スポーツ障害とその予防・対策|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/65/1/65_57/_article/-char/ja/|journal=Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine|volume=65|issue=1|pages=57–57|language=en|doi=10.7600/jspfsm.65.57|issn=0039-906X}}</ref>。
== 主なスポーツ障害 ==
{{スポーツ障害}}
 
中高年スポーツ障害の共通要因としては、ウォーミングアップ不足、筋力の低下、柔軟性の低下、骨・関節・筋肉・腱の加齢的な変化、肥満やアライメント不良が挙げられる<ref>{{Cite web|title=スポーツ立県ぎふ|競技スポーツの振興|url=https://www.gifuspo.or.jp/zoneB/200/sports.dr_kyogikai/26.html|website=www.gifuspo.or.jp|accessdate=2020-05-13}}</ref>。
== スポーツ外傷 ==
[[スポーツ]]での[[転倒]]などによる突発的な[[外傷]](怪我)は、'''スポーツ外傷'''(スポーツがいしょう)と呼ばれ、スポーツ障害とは区別される。スポーツ外傷には[[骨折]]、[[脱臼]]、[[捻挫]]、[[打撲]]、[[肉離れ]]、[[脳震盪]]などがある。日常生活で起こる外傷(怪我)と同じようなものが多い。
 
なお、[[スポーツ]]での[[転倒]]などによる突発的な[[外傷]](怪我)は、'''スポーツ外傷'''(スポーツがいしょう)と呼ばれ、スポーツ障害とは区別される。スポーツ外傷には[[骨折]]、[[脱臼]]、[[捻挫]]、[[打撲]]、[[肉離れ]]、[[脳震盪]]などがある。日常生活で起こる外傷(怪我)と同じようなものが多い。
スポーツの怪我は、特に骨折、脱臼、捻挫が非常に多い。スポーツの種類によっても、怪我をしやすい体の部位は異なるため、各スポーツで徹底した注意が必要である。
== 主なスポーツ障害 ==
{{スポーツ障害}}
 
== 脚注 ==