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== 特徴 ==
[[File:フゲンゾウ全体.jpg|thumb|left|250px|[[日本花の会]] 結城農場 桜見本園にて]]
[[荒川堤]]で栽培されていたサトザクラの一つ。樹高は高木で、樹形は広卵上の[[イチヨウ]]とは違う傘状。イチヨウと同じく育ちきるとかなりの大きさになる。花は[[八重咲き]]の大輪で花弁は淡紅色。東京の花期は4月下旬<ref>[http://www.hananokai.or.jp/sakura-zukan/yp_szukan/d/267.html 普賢象] 日本花の会 桜図鑑</ref>。開花が進むほど花弁が白くなっていき最盛期を過ぎると花の中心部が赤く染まっていく。命名の由来となった中央から2本出ている雌しべは正常な柱頭と花柱ではなく細い葉のように葉化しており、イチヨウと同じくいて生殖能力を失っており結実できないため[[接ぎ木]]や[[挿し木]]でないと繁殖ができない。このように雌しべが葉化した似た品種に[[イチヨウ]]と[[ショウゲツ]]がある。見分け方は、フゲンゾウが雌しべが2本あり、若葉が赤みを帯びていて花と同時に展開すること、イチヨウがめしべが一本で萼の部分がぎざぎざした鋸刃状になっていないこと、ショウゲツは雌しべの数が1本のものと2本のものがまちまちであるが、花期が遅いことや樹高が大きくならないこと、若葉が黄緑色で花より遅れて展開することで区別できる<ref>[http://www.hananokai.or.jp/sakura-zukan/yp_szukan/d/267.html 普賢象] 日本花の会 桜図鑑</ref><ref name = "katsuki20152">勝木俊雄『桜』p107、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346</ref>。萼は漏斗状で、葉の生え始めは赤っぽ<ref>[http://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/sakura/encyclopedia/fugenzo.html 岐阜県森林研究所 > さ徐々に緑になりら > フゲンゾウ] 岐阜県森林総合研究所</ref>。秋には紅く[[紅葉]]する。
 
== 古くからあるサトザクラ ==