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美央の命を救うべく自らの手で津島の殺害に向かう雪平だったが、自らの命を犠牲にしてまでも信念を貫こうとする津島の訴えに共に逃げることを決め、駆け付けた一条の手引きを得て脱出に成功する。津島は組織の追跡を逃れるべく国外への亡命を決意し、そして津島から彼女の父親に関するデータを渡された雪平は、父を殺害した真の犯人は一条であり<ref>「コード・ブレーキング」での安本の「彼を殺したのは5人の元同志達」との発言との整合性に関しては、作中では言及がなされていない。</ref>、その後の雪平を常に監視するよう命じられていたことを知るが、父の敵を討つと言う長年の誓いを前にし、また一条の「お前になら殺されてもいい」という言葉を受けながらも、芽生えた彼への思いから引き金を引けず涙を流す。
 
そして翌日、雪平は津島を亡命させるべく、東京国際ビルの38階にあるエルドビアの大使館を目指し足を進める。検問の監視を潜り抜けビルにまでは辿り着いたものの、先回りして待ち伏せていた武部達に見つけられ、銃撃を受けた津島が重傷を負う。しかし一条や山路・小久保らの助けもあり、2人はついに大使館にまで到着する。そして自身の持つメモリの入ったペンダントを託しその場を去ろうとする雪平だったが、その時背後から津島に拳銃を向けられ、直後に駆け付けた一条が銃撃戦の末に致命傷を負い地面に倒れる。津島は裏で武部と繋がっており、武部は津島の父の無念を晴らしたいという想いを武部に利用され、事件の再審を執り行う事を条件に雪平の持つUSBメモリの奪還と彼女の殺害を命じられていたのだった。互いに銃を構える雪平と津島だったが、雪平は津島の正義を信じ、後の事を全て託すと告げ銃を降ろす。そんな彼女の「最後まで人を信じてしまう」心こそが弱さなのだと語り引き金を引く津島、そして銃弾を受け倒れる雪平だったが、その間際に最後の力を振り絞って一条が放った弾丸により津島もまた致命傷を負い、命を落とす。
 
後を追った山路と小久保が大使館に到着した時、そこに雪平の姿はなく、津島の胸のペンダントはケースが開き中身が持ち去られていた。そして全てが終わった後、外国語の飛び交うホテルの一室では、日本の裁判所・検察・警察に跨る大規模な不正スキャンダルの告発がテレビのトップニュースを流れていた。そして未だ満身創痍ながらも部屋のシャワーを浴びていた雪平は、無言の笑みを天井へと向けるのだった。
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: 事件当日に村上克明のマンションに出入りしていた監視カメラの映像から村上親子殺害事件の被疑者として逮捕され取り調べを受けるが、実は勤務先で偶然「組織」の不正のデータを発見した事で、告発の準備を進めていたところを被疑者にでっち上げられてしまったと反論する。警察で唯一信用出来る人間として雪平を呼び出して脱走の手引きを求め、共に逃亡する。
: 美央を人質に取られた雪平に拳銃を向けられた際は、自身の犠牲をも厭わず告発の計画の引き継ぎを雪平に要求した。その後国外亡命の意思を明かし、彼女の援護を受けて東京国際ビル38階のエルドビアの大使館を目指す。途中武部の部下の銃撃を受け重傷を負うも、雪平の「お前の正義を信じている」という励ましを受け、ついに大使館へと到着する。
: しかし実は裏で武部の指示を受けて操られており、父の無念を晴らしたいと言う一心な想いを利用され、事件の再審実施を条件に雪平が持つメモリの奪還と彼女の抹殺を命じら指示されていた。一条の元へ向かおうとする雪平を射殺しようとするも、駆け付けた一条に阻止された隙に自身も雪平銃を構え向けられる。それでもなお彼を信じると告げる雪平に対し、その優しさこそが弱さなのだと告げ引き金を引くが、直後に最後の力を振り絞った一条の銃撃を受けを落と
; 一条 道孝(いちじょう みちたか)
: 演 - [[佐藤浩市]]
: 元・北海道警西紋別署刑事課長。雪平の元恋人で、前作で雪平の元夫である佐藤和夫を殺害した。三上と同じく「組織」側の人間。
: 前作で拘置所内で自殺したかと思われていたが生存しており、雪平もその事を薄々感付いていた。作中冒頭で雪平に捜査情報の見返りにボディーガードを引き受けると持ち掛けるも、拒否される。その後雪平と三上が捕らえられた際には、武部の命令で三上を射殺するが、雪平と娘の美央には危害が及ばないように立ち回っており、雪平と津島がアジトから逃げる際には組織を裏切って逃走を手助けした。
: 作中最大の謎であった「雪平の父を殺害した真犯人」であり、その後は組織の命令で彼女を常に監視していたが、その内に彼女への情が芽生えるようになり「お前になら殺されてもいい」とまで告げるようになる。終盤の東京国際ビルでの一幕では雪平を手助けし、帰順した素振りを見せて武部に再度接近し射殺した。そして雪平を殺害しようとした津島と撃ち合いになるも、胸部に銃弾を受け致命傷を負う。しかしなおも最後の力を振り絞り、津島を銃撃し雪平の殺害を阻止した後に息絶える
; 三上 薫(みかみ かおる)
: 演 - [[加藤雅也]]
: 警視庁刑事部鑑識課検視官 警視鑑識としての能力もさることながら、射撃を得意とし深い洞察力も持っている。やたらと捜査会議で口を出すのしたがる癖は相変わらず。前回本編結末で権力側終了後は雪平人間だったが判明してい実上の相棒を務める。
: 前作の終盤で「組織」側の人間であった事が判明し、新たな「ボス」の下で捜査情報を流すなど雪平の捜査を妨害する。しかし実際には最初から雪平側の人間であり、「組織」の手から雪平を守るために潜り込んでいたというのが真相であった。武部らと共に騙し討ちで雪平を捕らえると見せかけて彼女を逃がそうとするも捕縛され、雪平の尋問の際に武部の指示を受けた一条によって射殺される。
; 山路 哲夫(やまじ てつお)
: 演 - [[寺島進]]
: 元・警視庁捜査一課管理官で、現在は所轄の刑事。雪平の元上司。
: 雪平が逃亡した後、武部に捕縛された雪平を脅迫する目的で彼の部下に銃撃されるも、命中したのが長年愛用のライター越しであったことからなんとか一命を取り留め復帰する。その後は小久保と共に雪平らの逃亡をサポートした。
; 小久保 祐二(こくぼ ゆうじ)
: 演 - [[阿部サダヲ]]
: 警視庁捜査一課課長。雪平の上司。雪平の単独行動に頭を痛めているのは相変わらずで、ボールペンのノックが前回より早くなっている。
: 雪平が逃げ出したことで東京地検特捜部長から彼女の「生死を問わない身柄渡しを要求される。その後山路が特捜部長の制止を振り切って雪平の援護に向かった際は、彼と共に雪平の逃亡を手助けした
; 武部 将臣(たけべ まさおみ)
: 演 - [[AKIRA_(ダンサー)|AKIRA]]
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; 特捜部長
: 演 - [[吉田鋼太郎]]
: [[東京地検]][[特別捜査部|特捜部]]長。身内である村上元検事総長を殺害された事で津島を何としても起訴しようと躍起になり、警察にすべく津島の強引な身柄の渡しを要求する。しかし手配しながら何度も逃走する雪平に業を煮やし、彼女の「生死を問わない身柄渡しを小久保に要求する。
; 村上 克明(むらかみ かつあき)
: 演 - [[山田孝之]]