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'''ナイトハルトゴムばね'''とは[[スイス]] ナイトハルト(H.J.Neidhart)が発明したゴムばね。
 
== 概要 ==
色々な構成があるが、特徴的なのは、一般的なゴムばねには防振ゴムと金属製金具を加硫接着したものが多いが、ナイトハルトゴムばねは、いずれも[[ゴム]][[金具]]を加硫接着することなく、円筒形あるいは円環形ゴムを金具で挟みゴムを転がしながら圧縮してばね作用を行う事に特徴がある。接着型ゴムばねに比較して、ゴムのせん断歪率によりストロークを制限されることがないため大きなストロークが可能となる。一般的にばね特性は非線形となり、ストロークに比例してばね定数が高くなるのが一般的である。また、ヒステリシスを有するが接型ゴムばねの場合はゴムの内部減衰のみによりヒステリシスを生じるのに対しナイトハルトゴムばねはゴムと金具の摩擦によるヒステリシスが追加される。
 
接着型ゴムばねに比較して、ゴムのせん断歪率によりストロークを制限されることがないため大きなストロークが可能となる。
 
一般的にばね特性は非線形となり、ストロークに比例してばね定数が高くなるのが一般的である。
 
また、ヒステリシスを有するが接型ゴムばねの場合はゴムの内部減衰のみによりヒステリシスを生じるのに対しナイトハルトゴムばねはゴムと金具の摩擦によるヒステリシスが追加される。したがって、金具の表面にはゴムとの摩擦を制御し
 
相対滑り小さくするための溝加工や滑り止め塗装が行われることが多い。
 
自動車用での使用例;ホンダスーパーカブのフロントサスペンション、マツダR360クーペのサスペンション(いずれもねじりタイプ
 
鉄道車両での使用例;国鉄TR908台車、TR908A台車等の制御付き振り子台車、JR-四国2000型台車、相模鉄道8000型台車など、鉄道での使用例の場合「ロールゴムと呼ばれている。
 
== 用途 ==
* 自動車用での使用例;ホンダスーパーカブのフロントサスペンション、マツダR360クーペのサスペンション(いずれもねじりタイプ)
* 鉄道車両での使用例;国鉄TR908台車、TR908A台車等の制御付き振り子台車、JR-四国2000型台車、相模鉄道8000型台車など、鉄道での使用例の場合「ロールゴムと呼ばれている。