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'''コロンゾン'''(Coronzon)は、20世紀初頭の実在の[[魔術師]][[アレイスター・クロウリー]]が、自らの体に降臨させようとした[[悪魔]]。邪悪な意識の集合体であり、知識の本質に近づこうとする者を様々な方法で誘惑し、阻むといわれる。
 
1909年の[[アルジリア]]南部の[[砂漠]]にて、[[弟子]]のヴィクター・ニューバーグの手伝いのもと、[[儀式]]を行った。喉をかききった[[鳩]]を各々の頂点に設置した三角形の中にクロウリーが入り、弟子が[[魔法陣]]の中で呪文を唱えた。するとコロンゾンがクロウリーに乗り移り、色々な姿になりながら弟子を誘惑して魔法陣の中から出ようとした。一度は抜け出して、弟子を殺そうとしたが、魔術の短剣を受け、再び三角陣の中に戻された。召喚の触媒である鳩の血が尽きると、コロンゾンは立ち去った。クロウリーはこの儀式の間、ずっと恍惚状態でいたという。
 
== 参考文献 ==