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== 構造 ==
Cajónは[[スペイン語]]で「箱」を意味し、その名の通り中が空洞の[[直方体]]の形状をしている。通常木製だが、FRPボディーや打面に[[繊維強化プラスチック|FRPカーボンファイバー]]等のプラスチックを用いた製品も存在する。通常面に1つだけ打面を持ち、打面以外のある1つの面(多くは打面の反対の面)にはサウンドホール(音孔)が空けられている。打面は他の面より薄く通常2.5-3.5 mm程度の合板が使われる元々のカホンには弦などは無かったが、スペインのフラメンコ伴奏に使われるようになって以降は打面の裏には[[弦 (楽器)|弦]]や[[鈴]]などを仕込むことが多く、これらを仕込ませることにより特徴的なバズ音を得ることができる。
 
現代でもペルーやキューバなどカホンの生まれた場所では弦などがないのが普通である。
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ファイル:Cajon07052001.jpg|側面の穴サウンドホール
ファイル:Cajon111856.JPG|底にある穴
ファイル:Cajon111848.JPG|内部の弦
ファイル:Cajon1030013.JPG|内部の鈴
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== 奏法 ==
基本奏法は、楽器の上に跨って、楽器の打面やその縁を素手で叩く、というものである。打面の中央上部を叩くと[[バスドラム]]のような低い音になり、端の方を叩くとクローズド[[ハイハット]]のような鋭い音になる。打面でない面を叩くと中音域のサウンドを得ることができる。また、前述の仕掛けが施された楽器の端を平手で叩くと[[スネアドラム]]のような音色を出すことも可能。
小型のカホンは[[ボンゴ]]のように股に挟んでも使用される。
 
== 利用 ==
元来はフェステホなどのムシカ・アフロ・ペルアーナ、バルスなどのムシカ・クリオージャを演奏するために用いられてきた。他ジャンルへの伝播のきっかけは、[[1970年代]]に[[フラメンコ]][[ギタリスト]]の「[[パコ・デ・ルシア]]」がラテンアメリカ・ツアーの折に、ペルーのカホン奏者「カイトロ・ソト」からカホンをプレゼントされたことである。このことをきっかけに、カホンはフラメンコの世界に持ち込まれ、打面の裏にギター弦が仕込まれ、今ではフラメンコの重要な伴奏楽器として認識されるまでに至っている。
 
近年ではコンパクトで電源が要らず、[[ドラムセット]]のようなサウンドを得られることもあり、ストリートミュージックに重宝されている。
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== 外部リンク ==
*[https://atempojapan.shop-pro.jp/?mode=f7 '''良いカホンを選ぶための基礎知識''']
* [http://www.zoscajon.com/netemate/ Cajonは寝て待て!]
* [http://www.ToneCajon.com/ Modern Cajon from California]