「男はつらいよ 寅次郎の青春」の版間の差分
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|次作=[[男はつらいよ 寅次郎の縁談]]
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『'''男はつらいよ 寅次郎の青春'''』(おとこはつらいよ とらじろうのせいしゅん)は、[[1992年]][[12月26日]]に公開された[[日本映画]]。[[男はつらいよ|『男はつらいよ』]]シリーズの45作目。上映時間は101分。観客動員は200万人<ref name=nb_960902>『[[日経ビジネス]]』1996年9月2日号、131頁。</ref>。[[配給収入]]は14億5000万円<ref>{{映連配給収入|1993}}</ref>(15億円<ref name=nb_960902 />とも)。同時上映は『[[釣りバカ日誌5]]』。
== 概要==
*御前様役を長年演じた[[笠智衆]]は、本作公開の3ヶ月後に死去しているため、最後の出演作品となった。
*冒頭の夢のシーンは、本作でラストになった。
*[[トットてれび]]第6話「私の兄ちゃん・渥美清」では、本作のポスターを再現したものが登場する。
== あらすじ ==
寅の旅先での夢は明治時代の日本で、博士の「車寅」が『ハムレット』の翻訳をしている。そこへ
泉は東京の[[表参道]]のレコード店に無事就職していた。満男は泉と以前より頻繁に会うことができるようになり、楽しい日々を過ごしていた。
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翌日、有給休暇を利用して友人の結婚式に宮崎へと来ていた泉は、蝶子と地元の観光地・[[飫肥城]]に来ていた寅次郎と、偶然にも再会する。「どうしてここにいるの」と聞く泉に対して「わかんない」と笑って答える寅。蝶子に気づいた泉は、遠慮して立ち去ろうとする。追いかけた寅は転んで足をケガして救急車。慌てた泉は、くるまやへ電話を入れる。寅の怪我の状況が正確に把握できないまま、騒然となるくるまや。
翌日、満男は、寅
満男に覚られるほどに蝶子に恋をしてしまった寅は、さらに翌朝、竜介が蝶子に寅と結婚したらと勧めるのを聞いてしまう。そこで身を引く事に決めた寅は突然、満男たちと一緒に東京に帰ると蝶子に告げる。予期せぬ別れと寅の同情に怒った蝶子は、寅たち3人と一緒に来ていた海岸から一人、車で去る。泉は「おばさんは、おじちゃまを愛しているのよ。ここに残るべきよ」と言う。前夜
3人は東京に戻る。近隣も含めての出迎えに対し寅は殊勝に応対する。近隣の人たちは「どうせ3日ももたないだろう」と陰で笑うが、御前様は「髪結いの亭主<ref>本作はパトリス・ルコント監督のフランス映画『髪結いの亭主』(1990)をモチーフにしている。(『男はつらいよパーフェクト・ガイド寅次郎全部見せます』p.189)</ref>なら寅にも務まると思いませんか」といつになく寅のことを応援してくれる。
しばらくして、泉の母親が心臓の病気で手術を受けることになり、その付き添いを泉にどうしてもと頼む。泉は悩みつつも休暇を申し出るが、有給休暇を
満男がくるまやに帰ってくると、家族に温かく送られ、寅が旅立とうとしている。寅を柴又駅まで見送る満男は、泉に振られたかも知れないと認めつつも、寅のように簡単には諦めない、何年先かわからないが、自分が大人になった時、泉との新しい物語がまた始まるのだと、期待をこめて言う。しかし、別れ際
今年は正月に満男の家を訪れない泉に、満男は年賀状を送る。「泉ちゃんは他人の助けに甘えるような人ではないことはよく知っている<ref>泉は、蝶子が「待ち」の姿勢であることを語りつつ、「幸せは自分でつかむの。待つなんて嫌」という自分の考えを満男に言っていた。</ref>けれど、君の幸せをいつも思っているドジな人間がいることを時々思い出してください」と。一方寅次郎は、下呂温泉で商売している時に、正月休みで新婚旅行に来ていた竜介夫婦と偶然再会する。蝶子が突然、竜介も知らない男と結婚したことを知らされ、相手がどういう男か分からない寅は、蝶子のために心配するのであった。<ref>「お客さんで、前にいっぺん店に来たことがある」という竜介の説明は、蝶子が泉に語った男性の人物像と一致している。ただ、作中で同一人物だと明示はされていない。いずれにしても、寅はその人物のことを聞いていない。</ref>
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