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{{旧約聖書}}
『'''第四エズラ記'''』は、[[ユダヤ教]]・[[キリスト教]]において[[外典]]として扱われる書物のうちのひとつであり、''第二エスドラス書''、または''エズラ書( ラテン語 )''とも呼ばれる。
=== 構成等 ===
全16章で、3部構成の形をとっており、第3章から第14章までの「エズラの黙示」と呼ばれる第2部が最も古い部分であり、この部分は紀元1世紀末頃、[[第二神殿]]破壊以後に成立したと考えられ、第1章から第2章及び第15章から第16章はあとからキリスト教徒によって加筆されたものとされており、この部分を「第5エズラ書」および「第6エズラ書」と呼ぶ場合が存在する。現代までに現存している古い写本としては[[ウルガタ]]による[[ラテン語]]、または[[ゲエズ語]]によるもの( ''Izra Sutuel''、第2部のみ )が知られる{{要出典|date=2020年5月}}。
=== 内容 ===
[[旧約聖書]]にも登場する[[ユダヤ教]]の祭司[[エズラ]]が、「なぜ神は[[イスラエル]]を助けようとしてくださらないのか」「罪を犯さない人などいない。なぜ神は人間やこの世界をそのようにお造りになったのか」「なぜ一部の義人しか救われないのか。ごく一部の義人にしか希望がない( [[天国]]へ入れない )というのなら、最初から私は生まれなければ良かった」などの、根源的な問いを真摯に神に問いかけて議論を求め、それに対して[[天使]]や神が答え、また七つの幻をエズラに見せるというのが主な内容となっている。