「比熱容量」の版間の差分

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== 熱力学と比熱 ==
[[熱力学]]では1[[モル]]の物質の熱容量、'''[[モル熱容量]]'''(単位はJ mol<sup>&minus;1</sup> K<sup>&minus;1</sup>)を用いることが多い。[[モル熱容量]]は'''分子熱'''とも呼ばれる。単位質量あたりの[[熱容量]](比熱容量)に[[モル質量]](単位はkg mol<sup>&minus;1</sup>)を掛ければ、モル熱容量になる。たとえば25℃の水 (液体)では''c''<sub>p</sub> = 75.291 J mol<sup>&minus;1</sup> K<sup>&minus;1</sup>である。
 
圧力一定の条件下で測定した場合は'''定圧比熱'''、体積一定の条件下で測定した場合は'''定積比熱'''と呼ばれる。
 
=== 定圧比熱 ===
'''定圧比熱'''(ていあつひねつ)とは、[[圧力]]一定の条件下で単位量あたりの物質を[[単位温度変化]]させるのに必要な[[熱量]]。
 
一般的記号は、''c<sub>p</sub>'' で表し、単位量あたりの[[エンタルピー]]の変化量の傾きを表す。
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=== 定積比熱 ===
'''定積比熱'''(ていせきひねつ)とは、[[体積]]一定の条件下で単位量あたりの物質を[[単位温度変化]]させるのに必要な[[熱量]]。
 
一般的記号は、 ''c<sub>V</sub>'' で、単位量あたりの[[内部エネルギー]]の変化量の傾きを表す。