「国分層群」の版間の差分

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[[国分平野]]西側の[[シラス台地]]([[十三塚原]])、および[[姶良平野]]を囲む丘陵の下層部を構成する。「国分」と名付けられているものの、かつての[[国分市]]内で露出する場所はない。
 
姶良平野の西に聳える赤崩山塊の中腹、海抜200メートル以上の場所にも露出しており、この地域で急速な[[隆起]]があったことを示している<ref>大木公彦 『かごしま文庫61  鹿児島湾の謎を追って』 pp.182-188、春苑堂出版、2000年、ISBN 4-915093-68-9</ref>。
 
;下部の地質
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==研究史==
[[1950年]]、伊田一善らが国分平野付近に分布する[[第四紀]]堆積岩を国分層群と命名した。1950年代に沢村孝之助や太田良平が調査を行っている。一方、1970年代に露木利貞らが[[隼人町]]に分布する地層を国分層と命名し、長谷義隆が国分層を加治木層と国分層に区分けしている。1980年代に西井上剛と[[大塚裕之]]が再定義し、永野層や加治木安山岩類を覆い、清水流紋岩や吉田貝化石層などに覆われる第四紀の堆積岩や安山岩類とした<ref>国分郷土誌編纂委員会編  『国分郷土誌  上巻』  p.18、国分市、1997年</ref>。
 
==脚注==
{{Reflist}}
<references/>
 
==参考文献==
* {{Cite journal|和書 |author=香川淳、[[, 大塚裕之]] 「 |title=鹿児島湾北岸地域, 中期更新世国分層群の層序と火山-構造性イベント堆積物」 『 |url=https://doi.org/10.5575/geosoc.106.762 |journal=地質學雜学雑 第 |volume=106巻 第 |issue=11号 pp. |pages=762-782』 日本地質学会、 |year=2000 |doi=10.5575/geosoc.106.762}}
* 日本地質学会編  『日本地方地質誌8  九州・沖縄地方』  pp.137-138、朝倉書店、2010年、ISBN 978-4-254-16788-7
 
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