「年末時代劇スペシャル」の版間の差分

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第3作『[[田原坂 (テレビドラマ)|田原坂]]』、第4作『[[五稜郭 (テレビドラマ)|五稜郭]]』の頃になると、年末の定番番組としての評価が定着し、また日本テレビも年末の看板番組として位置づけ、巨額の製作費を投入し、年末に向け大規模な宣伝も行なった。『五稜郭』でははじめてエピローグ(「ウラルを越えて」)を導入した。
 
第5作『奇兵隊』では、これまで主演・準主演を務めてきた[[里見浩太朗]]に代わり、初めて[[松平健]]を主演に起用した。これを残念に思う里見ファンの要望に応えるため、数日後(つまりは年明けの新春特番として)に「里見浩太朗時代劇スペシャル」として『[[樅ノ木は残った]]』が放映された。脚本も唯一、[[野上龍雄]]が担当し、前年まで全作の脚本を手がけてきた[[杉山義法]]は里見と共に『樅ノ木は残った』を担当している。
 
第6作『勝海舟』では主演・[[勝海舟]]役の[[田村正和]]が撮影途中に病気となったため、急遽田村の出演は前半部とエピローグのみとし、後半部は[[山岡鉄舟]]役を予定していた実弟の[[田村亮 (俳優)|田村亮]]を昇格させ(山岡役は[[勝野洋]]に変更)、Wキャストとなった。また[[ナレーション]]がこれまでの5作すべてを担当した[[鈴木瑞穂]]から[[金内吉男]]に変更された(以降の作品では毎回違うナレーターとなった)。この年も里見浩太朗の出演は無く、前年と同様、数日後年明けに里見主演『[[寛永風雲録 (テレビドラマ)|寛永風雲録 激突!知恵伊豆対由比正雪]]』が放映されている
 
[[1990年代]]に入ると、企画や番組の方向性にマンネリ的傾向が感じられ、また紅白対策として練られた他局の大晦日企画も充実し始めたことなどから、本シリーズの評価・視聴率に低落傾向が見え始める。[[1991年]]の第7作『[[源義経 (1991年のテレビドラマ)|源義経]]』では[[野村宏伸]]を主演に抜擢して若年層視聴者へのアピールを行う一方、3年ぶりに準主演として里見浩太朗を再び招く。それまでの2日間放映ではなく大晦日に一挙放映したが、大きな効果は得られず、低落傾向は止まらなかった。
 
翌年の第8作『[[風林火山 (1992年のテレビドラマ)|風林火山]]』は、再び里見主演で製作。里見が以前から演じたいと考えていた原作・役柄([[山本勘助]]役)であり、さらに2役として[[高坂昌信]]も演ずるなどの話題もあったが、里見の意気込みとは裏腹に視聴率的には失敗、この年を最後に大晦日の放送から撤退した。これに伴い、翌[[1993年]]の第9作『鶴姫伝奇 -興亡瀬戸内水軍-』は大晦日を前にした日程で放送されたが、視聴率を回復させることはできず、この作品を最後にシリーズ終了となった。
 
主題歌は全シリーズを通して[[堀内孝雄]]が3分の2となる6作品を担当。特に白虎隊の主題歌「[[愛しき日々]]」は彼の堀内ファンを増やす程の大ヒットとなった。
 
== 歴代作品 ==