「ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧」の版間の差分
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{{Pathnav|ハリー・ポッターシリーズ|ハリー・ポッターシリーズの用語一覧|frame=1}}
{{Notice|個別記事の新規作成は、'''ノートでの合意を経てから'''行ってください。}}
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}}
'''ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧'''(ハリー・ポッターシリーズのまほうせいぶついちらん)では、[[J・K・ローリング]]の小説』[[ハリー・ポッターシリーズ|
== 生物種 ==
解説文に記されているM.O.M.分類とは、[[魔法省]](Ministry of Magic)による生物の危険度を示したもので、Xの数が多いほど危険な生物ということになっている。ただし一部に例外があり、[[#ケンタウルス|ケンタウルス]]・[[#水中人|水中人]]・[[#一角獣|一角獣]]は「攻撃的なわけではなく相手に尊厳をもっての待遇を求める」という意味で「XXXX」、[[#不死鳥|不死鳥]]はその飼育の困難さにより「XXXX」、[[#スニジェット|スニジェット]]は希少な保護動物であるため「XXXX」となっている。
===
{{節スタブ|1=本シリーズにおける[[#ドラゴン|ドラゴン]]の説明|date=2020年6月}}
「動物 (Beast) 」は魔法省による魔法界の生物の3分類のうちのひとつ。ほかに「存在」と「霊魂」がある。動物とは、魔法社会の法律を理解できる知性を持たず、立法に関わる責任を担うことができない生物である<ref>ニュート・スキャマンダー(J・K・ローリング)『幻の動物とその生息地』静山社、2001年。</ref>。この1811年にグローガン・スタンプ魔法大臣によって定められた定義に達するまでに、「[[#ヒトたる存在|ヒトたる存在]]」と動物の線引きにはかなり苦労したとされる。もっとも最初に分類をした(しようとした)ときには二足歩行であれば「ヒトたる存在」として分類し、会議場に召集をかけた結果、[[#トロール|トロール]]が会議場を破壊し、[[#鬼婆|鬼婆]]は獲物である子供を探し、妖精が飛び回るという、まったく収拾のつかない事態となった。
なお、最初に述べた定義ですべて解決したというわけでもない。たとえば、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#マグル|マグル]]([[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#魔法族とマグル|魔法族]]ではない人間)を動物に分類せよという過激論者もいる。
; {{Anchor|アクロマンチュラ}}(Acromantula)
: M.O.M.分類:XXXXXX(Xは最大5だがアクロマンチュラだけは6になっている。ただし新装版『[[幻の動物とその生息地]]』では5になっている)
: 原産地:[[ボルネオ島]](最古の記録は1794年)
: 人
: 魔法使いが創り出したとされるが、訓練が
: 卵は魔法生物管理部の取引禁止品目Aクラスに指定されている。20世紀に実験飼育禁止令が出された。
; {{Anchor|アッシュワインダー}}(Ashwinder)
: M.O.M.分類:XXX
: 魔法火(魔法物質を加えた炎)を長時間ほったらかしで燃やし続けると創り出される、真っ赤に輝く目をした灰白色の細い蛇。世界
; {{Anchor|エルンペント}}(Erumpent)
: M.O.M分類:XXXX
: 生息地:アフリカ
: [[サイ]]に似た大型の灰色の動物で、体重は1トンに達する。皮膚は厚くて硬く、大概の呪文をはねつける。鼻の上の大きな角と長い尾を持つ。その角は皮膚や金属などあらゆるものを貫くほどの硬度を持ち、また体内にはあらゆるものを破裂させる毒液を持つ。交尾の季節になると、オス
: 第7巻
; {{Anchor|オーグリー}}(Augurey)
: M.O.M.分類:XX
: 原産地:イギリス、アイルランド
: 生息地:北ヨーロッパ
: 緑がかった黒色の、小さな[[ハゲワシ]]のような鳥。悲しげな目つきをしている。昆虫や妖精を食する。土砂降りの時のみ飛び、それ以外はイバラや
: 低く震える鳴き声を発し、かつては人間の死の予兆を意味すると思われていたが、実際にはもうすぐ雨が降ることを予報しているだけであった。
; [[キマイラ|{{Anchor|キメラ}}]](Chimera)
: M.O.M.分類:XXXXX
: 頭はライオン、胴体はヤギ、尾はドラゴン。凶暴で血に飢えている
: 退治に成功したのは1例しかなく、その魔法使いは戦いの
: 卵は[[魔法省#魔法生物規制管理部|魔法生物規制管理部]]の取引禁止品目Aクラスに指定されている。
; [[グール|{{Anchor|グールお化け}}]](Ghoul)
: M.O.M.分類:XX
: 出っ歯の人食い鬼に似た醜い生物。魔法使いの家の屋根裏や納屋などに住みつき、呻き声をあげたり、物を投げたりする。蜘蛛や蛾を食する。魔法使いの家がマグルの手に渡った場合、魔法省・魔法生物規制管理部のグール機動隊が出動し、家に住みついたグールお化けを除去する。
; {{Anchor|クラップ}}(Crup)
: M.O.M.分類:XX
: 原産地:イギリス南東部
: [[ジャック・ラッセル・テリア]]に似ており、尾が二股になっている。あらゆるものを食す。魔法使いに忠実で、マグルには獰猛。魔法使いが創り出したとされる。
: 飼うには魔法生物規制管理部の許可が
; [[グリフォン|{{Anchor|グリフィン}}]](Griffin)
: [[ファイル:The Griffin Stairwell (6973083800).jpg|サムネイル|upright=0.5|映画版のグリフィン像<ref name="making" group="注">[[リーブスデン・スタジオ]]の「{{仮リンク|ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアー・ロンドン ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター|en|Warner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potter}}」における展示品。</ref>]]
: M.O.M.分類:XXXX
: 原産地:ギリシャ
: 頭・前足が鷲、胴体と後ろ足がライオン。生肉を食する。宝物の警備のため、一部の魔法使いが飼育している。
; [[ケンタウロス|{{Anchor|ケンタウルス}}]](Centaur)
: M.O.M.分類:XXXX
: 原産地:ギリシャ
: 生息地:ヨーロッパ各地
: 森に住み、言葉を話す。上半身は人間、下半身は馬。下半身の毛色は5、6種類ある。習性は謎に包まれているが
: [[ホグワーツ魔法魔術学校#禁じられた森|禁じられた森]]に住むケンタウルスは[[アルバス・ダンブルドア]]に一目置いており、
; [[コカトリス|{{Anchor|コカトリス}}]](Cockatrice)
: M.O.M.分類:不明
: [[ハーマイオニー・グレンジャー]]が読んだ本に載ってい
: 1792年の三大魔法学校対抗試合で大暴れし、当時の校長が全員負傷したらしい。
; [[四大精霊#サラマンダー|{{Anchor|火蜥蜴}}]] / {{Anchor|サラマンダー}}(Salamander)
: M.O.M.分類:XXX
: 小型で白色のトカゲ。火の中に棲み、炎を餌とし、火を噴く。色は姿を現すときの火の温度によって変わる。自分が生まれた火が燃えてさえいれば死ぬことは
: サラマンダーの血液は強力な回復薬に使われる。
; {{Anchor|尻尾爆発スクリュート}}(Blast-Ended Skrewt)
: M.O.M.分類:XXXX
: 名前の通り尻尾が爆発する。
: ハグリッドが創り出
: 第4巻『[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット|
; {{Anchor|水魔}}
:; [[河童|{{Anchor|河童}}]](Kappa)
:: M.O.M.分類:XXXX
:: 生息地:日本
:: 浅い池や川に棲む。全身がうろこに覆われ、頭頂の
:: 名前が彫られたきゅうりを放り投げるとその名前の人には悪さをしなくなる。出会った
:; [[グリンディロー|{{Anchor|グリンデロー}}]](Grindylow)
:: [[ファイル:Grindylow (Harry Potter).jpg|サムネイル|upright=0.5|映画版のグリンデロー<ref name="making" group="注"/>]]
:: M.O.M.分類:XX
:: 生息地:イギリス、アイルランド
:: 湖に棲む。薄緑色をしており、指は長く握力が強いが折れやすい。角があり、歯は緑。小魚を食す。攻撃的で指で締め付けてくる。
:: 水中人が飼っている場合がある。
:; [[ケルピー|{{Anchor|ケルピー}}]](Kelpie)
:: M.O.M.分類:XXXX
:: 生息地:イギリス、アイルランド
::
:: [[ネス湖]]に生息する[[ネッシー]]は、このケルピーのことである。
:<!--分断防止行-->
; {{Anchor|スニジェット}}(Snidget)
: M.O.M.分類:XXXX(絶滅危惧種であるため)
: 生息地:世界中
: 別名:ゴールデン・スニジェット
: 真ん丸な身体をした小型の鳥。長く鋭いくちばしと赤い目を持つ。飛行速度は
: 11世紀の
; [[スフィンクス|{{Anchor|スフィンクス}}]](Sphinx)
: M.O.M.分類:XXXX
: 頭は人、体はライオン。知能が高く、
: 1000年以上貴重品や隠れ家を守る
:
; {{Anchor|ディリコール}}(Diricawl)
: M.O.M.分類:XX
: 原産地:[[モーリシャス]]
: 丸い胴体の飛べない鳥。危険を感じると、姿を消して別の場所に移動する。
: じつは[[ドードー]]はこの鳥のことである。ところがマグルはディリコールが自由自在に姿を消せるとは知らなかったので、絶滅したと勘違いした。魔法省はこのことを把握しているようだが、この「勘違い」がマグルの生物に対する愛護意識を高めたと判断したため、絶滅していないことを伝えるのを不適切としてきた。
; [[ペーガソス|{{Anchor|天馬}}]](Winged Horse)
: M.O.M.分類:XX-XXXX
: 生息地:世界中
: 翼のある馬。4種類いる。マグルの目につかないよう、所有者は定期的に「目くらまし呪文」をかけることが義務
:; {{Anchor|アブラクサン}}(Abraxan)
:: パロミノ([[月毛]]の馬)のような姿をしている。象ほどもある巨大な馬で、蹄はディナー用の大皿より大きい。毛は金色で、目は赤い。[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#オリンペ・マクシーム|
::
:; {{Anchor|セストラル}}(Thestral)
:: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (Thestrals).jpg|サムネイル|upright=0.7|映画版のセストラル<ref name="making" group="注"/>]]
:: 黒毛。目は白く、外見は骨ばっていてドラゴンのような翼をしている。死を見たことのある人間にだけ姿が見える
:; {{Anchor|イーソナン}}(Aethonon)
:: [[栗毛]]。イギリス、アイルランドに多く生息。
:; {{Anchor|グレニアン}}(Granian)
:: 灰色。足が速い。
:<!--分断防止行-->
; {{Anchor|噛み付き妖精}} / {{Anchor|ドクシー}}(Doxy)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:北ヨーロッパ、アメリカ
: 妖精としばしば混同される。体は黒い毛に覆われ腕と脚は各4本あり、羽はカブトムシのように光っており、牙は2列に並んでいて鋭く、毒がある。寒冷な気候を好む。
: 噛まれたら解毒剤を服用する必要がある。
; [[ドラゴン|{{Anchor|ドラゴン}}]](Dragon)
:
; [[トロール|{{Anchor|トロール}}]](Troll)
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: 原産地:[[スカンディナヴィア]]
: 生息地:イギリス、アイルランド、その他北ヨーロッパ
: 身長最大4m。体重最大1t。しばしば棍棒を持っている。
:; 川トロール
:: 皮膚は紫色。短い角がある者や毛深い者もいる。橋の下に潜む。あらゆるものを食す。
:; 森トロール
:: 皮膚は薄い緑色。緑か褐色の
:; 山トロール
:: 最も大きい。皮膚は薄い灰色。
:<!--分断防止行-->
; {{Anchor|ナール}}(Knarl)
: M.O.M.分類:XXX
: 原産地:北ヨーロッパ、アメリカ
: [[ハリネズミ]]
; {{Anchor|ニーズル}}(Kneazle)
: M.O.M.分類:XXX
: 原産地:イギリス
: 猫に似た小型の生物。毛は斑点・斑入り・
: 多胎であり、1回の妊娠で最高8匹を生む
: ハーマイオニーの猫
; {{Anchor|ニフラー}}(Niffler)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:イギリス
: ふわふわしていて黒く、鼻は長い。光るものを好み、それを探す
: 宝を探すのによく用いられ、[[#小鬼|小鬼]]も使っている。室内で飼うと家具などを破壊される可能性がある。このため、嫌がらせに使われることもしばしばある。
; [[ノーム (妖精)|{{Anchor|庭小人}}]] / {{Anchor|ノーム}}(Gnome)
: M.O.M.分類:XX
: 生息地:北ヨーロッパ、アメリカ
: 庭の害獣。身長30cm。頭は大きく、歯は鋭く、足はごつごつしている。頭は悪い。
: 駆除するには足を持ち、目が回るまで振り回し塀の外に投げるかジャービーを使って追い払う。油断すると鋭い歯でかまれる。
; {{Anchor|バジリスク}}(Basilisk)
:M.O.M.分類:XXXXX
:「スリザリンの蛇」と呼ばれるバジリスクについては 「[[#
: 鶏の卵をヒキガエルの腹の下に置いて孵化させると産み出される非常に凶暴な大蛇。「腐ったハーポ」によって発見された。
: 実験飼育禁止令の対象でバジリスクを産み出すことも飼育することも禁止されている。ただし、魔法省がチェックに来たときだけヒキガエルの腹の下から卵を取り出せば
: 食料があれば非常に長生きする。全ての哺乳類、鳥類とほとんどの爬虫類を食す。
: 牙の毒は非常に危険であるが、最も危険な攻撃方法は一睨みであり、まともに目をあわせた者は即死すると言われる。
: [[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#パーセルマウス|パーセルマウス]]でもない限り、ほとんどの魔法使いだけでなく、闇の魔法使いにとっても危険である。
; {{Anchor|パフスケイン}}(Puffskein)
: M.O.M.分類:XX
: 球形で、毛は柔らかいクリーム色、舌は細長くピンク色。満足すると「フンフン」という低い音をだす。従順で
: 子供たちにはペットとして何世代にもわたって人気が高い。
:; {{Anchor|ピグミーパフ}}(Pygmy Puff)
:: M.O.M.分類:XX
:: ミニチュアのパフスケイン。ピンクと紫の2種類がいる。[[ホグワーツの生徒#フレッド・ウィーズリー|フレッド・ウィーズリー]]と[[ホグワーツの生徒#ジョージ・ウィーズリー|ジョージ・ウィーズリー]]が繁殖させ、[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ|ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ]]店で売
:<!--分断防止行-->
; {{Anchor|火蟹}}(Fire Crab)
: M.O.M.分類:XXX
: 原産地:[[フィジー]]
: [[リクガメ]]に似ているが足は蟹足(媒体によっては第一肢は鋏)であり、甲羅には宝石がちりばめられている。攻撃を受けた際には尻から火を噴く。ペットとして輸出されているが、飼育には許可証が要る。
; [[ピクシー|{{Anchor|ピクシー妖精}}]](Pixie)
[[ファイル:Cornish pixie.jpg|サムネイル|upright=0.5|映画版のピクシー妖精<ref name="making" group="注"/>]]
: M.O.M.分類:XXX(テキストには多数書き足されているが、ロン
: 身長最大20cm。群青色。悪戯好き。羽はないが飛んでいる。
; [[ヒッポグリフ|{{Anchor|ヒッポグリフ}}]](Hippogriff)
: M.O.M.分類:XXX
: 原産地:ヨーロッパ
: 頭・前足・羽は大鷲で、胴体・後ろ脚・尻尾は馬の半鳥半馬の生き物。前脚の鉤爪は15、6cmほど。毛並みは嵐の空のような灰色、赤銅色、赤ゴマの入った褐色、栗毛、漆黒などとりどり。誇り高く、侮辱したりすると怒り攻撃する。地中の虫や鳥、小型哺乳類も食す。大きな卵を一つだけ産み、これが24時間以内に孵化する。1週間で飛べるようになるが、長旅するには数ヶ月掛かる。
: 近づいて触るには、2、3秒
: 所有者には、マグルの目に付かないよう「目くらまし呪文」を毎日かけることが義務付けられている。ホグワーツの女子生徒
; [[ウィルオウィスプ|{{Anchor|おいでおいで妖精}}]] / {{Anchor|ヒンキーパンク}}(Hinky Punk)
: 鬼火のように
; [[フェアリー|{{Anchor|妖精}}]] / {{Anchor|フェアリー}}(Fairy)
: M.O.M.分類:XX
: 身長
: 卵生で、一度に50個の卵を葉に産み付ける。孵化から
; [[フェニックス|{{Anchor|不死鳥}}]] / {{Anchor|フェニックス}}(Phoenix)
: M.O.M.分類:XXXX(飼育が困難なため)
: 生息地:エジプト、インド、中国
: 白鳥ほどの大きさの鳥。体は真紅
: 雛は老鳥と同じくらい醜い。驚くほどの重い荷を運び、涙は強力な癒しとなる。歌は魔力を持ち、善人には勇気を与え、悪人には恐怖を与える。ペットとしてはとても忠実。死の呪文「[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ
; {{Anchor|プリンピー}}(Plimpy)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:深い湖
: 球形の魚で、斑点と水掻きのついた2本の足を持つ。その足で湖底を歩き、水カタツムリなどの餌を捕獲する。泳いでいる最中に足や衣服をかじることがあるが、
; {{Anchor|レタス食い虫}} / {{Anchor|フロバーワーム}}(Flobberworm)
: M.O.M.分類:X
: 成長すると25cm
: 粘液は魔法薬を濃くするのに使われる。
; {{Anchor|ボウトラックル}}(Bowtruckle)
: M.O.M.分類:XX
: 生息地:イギリス南部、ドイツ南部、スカンジナビアの一部
: 体長最大20cm。木の守番で、だいたいは杖品質の木に住んでいる。長く鋭い指を持ち、見た目は樹皮と小枝から出来ているので発見するのは困難(ナナフシによく似た擬態方法である)。性格はおとなしい。昆虫を食す。妖精の卵が好物
; [[ボガート|{{Anchor|まね妖怪}}]] / {{Anchor|ボガート}}(Boggart)
: M.O.M.分類:XXX
: 近くにいる人間の一番怖いものに化ける妖怪。本当の姿は誰も知らない。暗く狭い
: ハリーは守護霊の呪文の練習で、[[#吸魂鬼|吸魂鬼]]の代わりに何度も使
; {{Anchor|マートラップ}}(Murtlap)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:イギリスの海岸地域
: ネズミのような生物
; [[人魚|{{Anchor|水中人}}]] / {{Anchor|マーピープル}}(Merpeople)
: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (7526853166).jpg|サムネイル|upright=0.7|映画版の水中人<ref name="making" group="注"/>]]
: M.O.M.分類:XXXX
: 生息地:世界中
: 別名:[[セイレーン|セイレン]](Seiren)、[[セルキー]](Selkie)、[[メロウ (人魚)|メロウ]](Merrow)
:
: 人間では[[アルバス・ダンブルドア]]、[[魔法省#バーテミウス・クラウチ・シニア|バーテミウス・クラウチ・シニア]]がマーミッシュ語を話せ
; [[マンティコア|{{Anchor|マンティコア}}]](Manticore)
: M.O.M.分類:XXXXX
: 生息地:ギリシャ
: 頭は人間、胴体はライオン、尾はサソリの
; {{Anchor|屋敷しもべ妖精}}(House-elf)
: 小さく醜い人型の魔法生物。茶色い顔、テニスボールくらいの大きな目、顔が割れて見えるほどに大きな口、コウモリのような長い耳、細く短い手足に長い指が特徴。声は甲高い。独自の魔法を操り、その魔力は一流の魔法使いよりも強力らしいが、敵対的に使うことはまれ。また、杖を使わない。
: 特定の魔法使いを自身の「主人」とし、その主人や家族に生涯仕え、日常の家事や雑用などの労働奉仕を行なう。これは屋敷しもべ妖精にとって「本能行動」に当たる。妖精自身にとって不本意な命令であっても、主人の命令には必ず従わなければならない。また、屋敷しもべ妖精は隷従の証として、衣服の代わりに枕カバーやキッチンタオルなどの布を身に付けている。主人から衣服を与えられることは、妖精にとって「解雇」を意味する。魔法使いとのあいだで、いつからこうした交流が始まったのかは不明。
: 屋敷しもべ妖精の生活拠点は、大きな館や城など、大金を持つ魔法使いが住む比較的大きな建物が多い。そうでない場所での行動も可能だが、積極的に敷地外に出ることはないもようである。そのため、屋敷しもべ妖精を従えていることは魔法界では一種のステイタスと見なされている。なお[[ホグワーツ魔法魔術学校]]では100人以上の屋敷しもべ妖精を雇っていて、その数はおそらくイギリス最多である。おもに日中は厨房、夜は城内で働いている。
: 一般に屋敷しもべ妖精のあいだでは、主人に忠実で無休無償で奉仕することが名誉であり、自由になることや労働代償を求めることは不名誉とされる。これを知った[[ハーマイオニー・グレンジャー]]は、第4巻『[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット|炎のゴブレット]]』でS.P.E.W.(Society for Promotion of Elfish Welfare、屋敷しもべ妖精福祉振興協会{{Efn2|Spewは英語で吐瀉物・反吐といった意味のスラングになる。[[ロン・ウィーズリー]]も本人たちが求めていないものを与えようとする理念に絡めて揶揄する。}})を設立、屋敷しもべ妖精の「解放」を目指し活動するが、屋敷しもべ妖精の大多数は隷従を名誉と認識しているため、それを止めさせようとするハーマイオニーは[[#ドビー|ドビー]]を除く大多数の屋敷しもべ妖精に反発を受け嫌われる。さらには[[ホグワーツ魔法魔術学校#グリフィンドール|グリフィンドール]]寮全体もそのとばっちりを受け、屋敷しもべ妖精たちがグリフィンドール塔の清掃を拒否したため、ドビーがひとりで塔の掃除をするはめになる。映画版では「解放」活動は描かれていない。
: 屋敷しもべ妖精のモチーフは、[[ブラウニー]]や[[レプラコーン]]、伝承上の[[ゴブリン|ホブゴブリン]]など、特定の家に住み着いて奉仕する妖精であると{{誰によって範囲|date=2020年6月|思われる}}。
; [[ユニコーン|{{Anchor|一角獣}}]] / {{Anchor|ユニコーン}}(Unicorn)
: M.O.M.分類:XXXX
: 生息地:北ヨーロッパ
: 森に棲む馬。毛は白色で頑丈、蹄は金色で、角がある。角、血液、鬣は強力な魔法特性を持つ。その血液は、「生きながらの死」とすら言われる恐ろしい代価を持つものの、死を目前に控えた者さえも蘇らす
: 角や血液、
: なお、M.O.M.分類がレベル4であるのは危険な生物だからではなく、敬意を持って接するべき存在とされているため。ケンタウルスや水中人も同様。
; [[レッドキャップ|{{Anchor|赤帽鬼}}]] / {{Anchor|レッドキャップ}}(Red Cap)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:北ヨーロッパ
: 古戦場などヒトの血が流れた
; [[レプラコーン|{{Anchor|レプラコーン}}]]({{Anchor|クローリコーン}})(Leprechaun)
: M.O.M.分類:XXX
: 生息地:アイルランド
: 身長最大20cm。森林に棲む。体は緑色
: クィディッチのアイルランド・ナショナルチームのマスコット。[[ホグワーツ魔法魔術学校#レイブンクロー|レイブンクロー]]寮の寮監、[[ホグワーツの教職員#フィリウス・フリットウィック|フリットウィック]]は、レプラコーンの血を引いている。
; [[巨人 (伝説の生物)|{{Anchor|巨人}}]](Giant)
: 体長は10mを超える生物。肉食。前世紀に仲間
; [[バンシー|{{Anchor|泣き妖怪}}]] / {{Anchor|バンシー}}(Banshee)
: 顔は緑色で骸骨のようで、髪は長い。大きな嘆きの声をだす。
; [[ルサールカ|{{Anchor|ヴィーラ}}]](Veela)
: 髪はシルバー・ブロンドで肌は月のように輝く。非常に美しく何もしなくても男を誘惑することが
: クィディッチのブルガリア・ナショナルチームのマスコット。人間との交配も可能で、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フラー・デラクール|フラー・デラクール]]の祖母はヴィーラである。
; [[ドワーフ|{{Anchor|小人}}]](Dwarf)
:
; [[ケルベロス|{{Anchor|三頭犬}}]]({{Anchor|ケルベロス}})(Three-headed dog)
: 文字
; [[ブラックドッグ (亡霊)|{{Anchor|死神犬}}]] / {{Anchor|グリム}}(Grim)
: 墓場に取りつく黒く巨大な亡霊犬で、死の前兆とされている。[[不死鳥の騎士団#シリウス・ブラック|シリウス・ブラック]]が動物もどきとして変身した姿は
==== 伝説の生き物 ====
これらの生物は、『ハリー・ポッター』シリーズの作品世界
; {{Anchor|ガルピング・プリンピー}}(Gulping Plimpy)
: [[ホグワーツの生徒#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]]が言うには、ガーディルート
; {{Anchor|ラックスパート}}(Wrackspurt)
: ルーナが言うには、目に見えず、耳から入り頭を「ボーっと」させる生物。存在するかは不明。
; {{Anchor|ブリバリング・ハムディンガー}}(Blibbering Humdinger)
: 詳細不明。第7巻でルーナがハリーを
; {{Anchor|しわしわ角スノーカック}}(Crumple-Horned Snorkack)
: 詳細不明。第7巻ではその角とされるものが登場
; {{Anchor|ヘリオパス}}(Heliopath)
: ルーナが言うには、大きな炎を上げる背の高い火の精で、[[魔法省#コーネリウス・ファッジ|コーネリウス・ファッジ]]がその軍隊を組織しているという。
; {{Anchor|アンガビュラー・スラッシキルター}}(Umgubular Slashkilter)
: ルーナが言うにはファッジが用
; {{Anchor|ナーグル}}(Nargle)
: ルーナが言うには、ヤドリギに多数生息しているらしい。存在するかどうかは不明。魔法省はこの存在を否定。これを原料とするとしている「ナーグルサイド」という薬が存在する。また、この薬には市場も存在する。
=== ヒトたる存在 ===
俗に言う[[亜人]]。拒否したのは[[#ケンタウ
; [[狼男|{{Anchor|狼人間}}]](Werewolf)
[[ファイル:Werewolf (Harry Potter).jpg|サムネイル|upright=0.7|映画版の狼人間<ref name="making" group="注"/>]]
: M.O.M.分類:XXXXX
: 原産地:北ヨーロッパ(推測)
: 狼人間は二種類存在し、生まれつき狼人間の者と、狼人間に噛まれたことにより狼人間になったものがいる。一
: 治療法はないが、[[トリカブト]]系脱狼薬によって症状を軽減
; [[ハッグ|{{Anchor|鬼婆}}]](Hag)
: 子供を食す。
; [[ゴブリン|{{Anchor|小鬼}}]](Goblin)
: ゴブリンとも呼ばれる、優秀な宝の番人。経済感覚が発達しており、それだけに守銭奴でもある。言語はゴブリディグック語。「ブラッドヴァッグ」が「つるはし」という意味の単語であるということが記されている。普段は物腰柔らかく魔法使いに接しているが、内心は経済的な利益のために接しているだけのようにも思える。また、丁寧な口調のなかにも慇懃無礼な要素が含まれていることもある。彼らは杖を持っているわけではないが、金属器などの道具を作る特別な魔法を知っており、ゴドリック・グリフィンドールの剣などは彼らが作った。小鬼の作る武器は汚れを落とす必要もなく、小鬼製の銀はそれ自身を強化するもののみを吸収する。一部のゴブリンは、彼らの考え方で言うと物を「買い取った者」ではなく、物を「作った者」が真の所有者であり、売った物は与えたのではなく、貸したと考えているため、人間が「購入」後に承継するしきたりを敵視している。血を好む傾向にあり、小さな身体に似合わず力も強い。グリンゴッツ魔法銀行の職員を務めている。
; [[吸血鬼|{{Anchor|吸血鬼}}]](Vampire)
: 原産地:[[トランシルヴァニア]]、[[シュヴァルツヴァルト]](推測)。
: サングィニという吸血鬼が一度だけ登場
; {{Anchor|吸魂鬼}}(ディメンター)(Dementor)
: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (Dementor).jpg|サムネイル|映画版の吸魂鬼<ref name="making" group="注"/>]]
: 全身がマントに覆われているため、黒い人影のように見える。また、とても背が高い。頭巾をすっぽりと被っているので顔を見た者はそうそういない(映画『不死鳥の騎士団』では被っていない)。その理由は、見た者のほとんどが吸魂を施されているためである。眼のあるはずの所に口があり、そこから「吸魂鬼の接吻(ディメンターのキス)」と呼ばれているものを施される。口から魂を吸い取られた人間は、
: ただし、このように見えるのは魔法が使える人間のみで、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#
: 地上を歩く(実際には滑っているが、便宜上このように表現)生物の
: ただし、吸い取れるのは前述の感情のみで、それ以外の感情(妄執など)は吸い取れない。
: 映画版では吸魂鬼が姿を見せると周囲の気温が下がり、ガラスについた水滴や池などが凍りつき草花は枯れ
: 吸魂鬼に向かって「守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)」を使用すると、吸魂鬼を追い払える。また、[[不死鳥の騎士団#リーマス・ルーピン|ルーピン]]
: 前述の能力から吸魂鬼は魔法界で非常に恐れられており、長らく[[ハリー・ポッターシリーズの地理#アズカバン|アズカバン]]の看守を務めてきたが、第5巻初頭でハリーを罠にかけるために[[魔法省#ドローレス・アンブリッジ|ドローレス・アンブリッジ]]の命令でハリーを襲撃し、近くにいた[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ダドリー・ダーズリー|ダドリー・ダーズリー]]を昏倒させ
: 吸魂鬼の設定は、ローリングが[[うつ病]]に罹患した時の心理状態を基に考え出したとされる。映画『アズカバンの囚人』DVDのメイキングでは、「十代のころ、黒いフードを被った人影の夢を見た」と語っている。
: 「吸魂鬼」という訳語は、[[松岡佑子]]が[[吸血鬼]]を
=== 魔法植物 ===
474 ⟶ 317行目:
: 暗闇と湿気を好む蔓草で、生き物に巻きついて絞め殺そうとする。日の光に弱い。
; {{Anchor|暴れ柳}}(Whomping Willow)
: [[ファイル:Whomping Willow (model).jpg|サムネイル|upright=0.5|映画版の暴れ柳<ref name="making" group="注"/>]]
: ルーピンが入学するのと同時に(正確にはルーピンが入学した
; {{Anchor|アビシニア無花果}}(Abyssinian Shrivefigs)
: ハリー
; {{Anchor|鰓昆布}}
: 深緑色
; 飛びはね毒キノコ(Leaping toadstool)
: 薬草学の授業でアーニー・マクミランがそれの入ったバケツを取ってくださいとハリーに声をかけていた。
; {{Anchor|花咲か豆}}(Puffapod)
: ふっくらしたピンクの鞘がなった豆の木。豆はつやつやしており扱いに気をつけないとすぐ花が咲く。ロンは薬草学の授業でうっかり床にばらまき、豆が次々に花を咲かせ
; {{Anchor|ひらひら花}}(Flitterbloom)
: 触手がある。鉢植えが悪魔の罠の切り枝に似ているらしい。
; {{Anchor|ピョンピョン球根}}(Bouncing Bulb)
: 薬草学の教材の一つ。植え替え作業中にハリーの顔にぶつか
; {{Anchor|ブボチューバー}}(Bubotuber)
: 通称「腫れ草」。真っ黒で太い大ナメクジが土を突き破って直立しているような姿をしている。かすかにのたくるように動き、一本一本に
; {{Anchor|ブルブル震える木}}(Flutterby Bush)
: 薬草学の授業でハーマイオニーが剪定を
; [[マンドレイク|{{Anchor|マンドレイク}}]](Mandrake)
: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (7527424640).jpg|サムネイル|upright=0.5|映画版のマンドレイク<ref name="making" group="注"/>]]
: 別名
; {{Anchor|毒触手草}} / {{Anchor|有毒食虫蔓}}(Venomous Tentacula)
: 第2巻
; {{Anchor|ミンビュラス・ミンブルトニア}}(Mimbulus mimbletonia)
: ネビルが誕生日に叔父
; {{Anchor|ラッパ水仙}}(Daffodil)
: ラッパを吹き鳴らす水仙。スプラウトが育てている。
; {{Anchor|キーキースナップ}}(Screechsnap)
: 「キーキー
; {{Anchor|牙つきゼラニウム}}(Fanged Geranium)
: 薬草学の試験でハリーが
; {{Anchor|スナーガラフ}}(Snargaluff)
: 株は節くれだっていて、先端から長い棘だらけの茨のような蔓を出し攻撃する肉食植物。蔓を2本捕まえて結び合わせると触手のような枝と枝の真ん中に穴が開くが、この穴の
== キャラクター ==
{{Pathnav|ハリー・ポッターシリーズ|ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧|frame=1}}
ここでは魔法生物のうち、キャラクターとして登場する名のある個体について述べる。
=== 小鬼(キャラクター) ===
種については上述の「[[#小鬼|小鬼]]」を参照。
; {{anchor|グリップフック}}(Griphook)
: 演 - [[ヴァーン・トロイヤー]](『賢者の石』)→[[ワーウィック・デイヴィス]](『死の秘宝 PART1』以降)
: 日本語吹き替え - [[宮澤正]]
: [[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリンゴッツ銀行|グリンゴッツ銀行]]で働く小鬼。第1巻『[[ハリー・ポッターと賢者の石|賢者の石]]』では[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]と[[ホグワーツの教職員#ルビウス・ハグリッド|ルビウス・ハグリッド]]をグリンゴッツの地下金庫に案内する。
: 第7巻『[[ハリー・ポッターと死の秘宝|死の秘宝]]』でふたたび登場。一緒に逃亡していた[[ホグワーツの生徒#ディーン・トーマス|ディーン・トーマス]]とともに捕まりマルフォイの館の地下牢に監禁されていたが、ハリーたちにより助け出され、[[不死鳥の騎士団#ビル・ウィーズリー|ビル・ウィーズリー]]邸「貝殻の家」に滞在し、ハリーに感謝と同情の念を表す。その後、グリンゴッツにある[[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|レストレンジ]]家の金庫破りに協力するが、約束を破って[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#グリフィンドールの剣|グリフィンドールの剣]]を奪い逃走する。
: 映画版ではその後、マルフォイの館でほかの小鬼たちとともにヴォルデモートに殺される。
; {{anchor|ラグヌックI世}}(Ragnuk the First)
: ゴブリン側の歴史で[[ホグワーツの教職員#ゴドリック・グリフィンドール|ゴドリック・グリフィンドール]]に剣を奪われたことになっている。
; {{anchor|ゴルヌック}}(Gornuk)
: 第7巻に登場。魔法省の[[魔法省#ダーク・クレスウェル|ダーク・クレスウェル]]や[[不死鳥の騎士団#テッド・トンクス|テッド・トンクス]]とともに死喰い人のマグル狩りから逃亡していたが、捕まり殺害される。
; {{anchor|ボグロッド}}
: 演 - {{仮リンク|ジョン・キー|en|Jon Key}}
: 日本語吹き替え - [[後藤哲夫]]
: 第7巻に登場。
: 映画版では、グリンゴッツのレストレンジ家の金庫のまえに配置されているドラゴンの炎に焼き殺される。
=== ケンタウルス(キャラクター) ===
[[ファイル:Centaur (Harry Potter Studio Tour - July 2013).jpg|サムネイル|映画版のケンタウルス<ref name="making" group="注"/>]]
種については上述の「[[#ケンタウルス|ケンタウルス]]」を参照。
; {{anchor|フィレンツェ}}(Firenze)
: 声 - [[レイ・フィアロン]]
: 日本語吹き替え - [[宮内敦士]]
: [[ホグワーツ魔法魔術学校]]の[[ホグワーツ魔法魔術学校#禁じられた森|禁じられた森]]に住むケンタウルス。[[アルバス・ダンブルドア]]校長に協力し、ホグワーツの教員([[ホグワーツ魔法魔術学校#占い学|占い学]]教授)となったために群れから追い出される。女生徒からの人気は高いようである。物語終了後に仲間と和解し、群れに戻る。
: 映画では『賢者の石』に登場。
; {{anchor|ロナン}}(Ronan)
: 禁じられた森に住むケンタウルス。最後の決戦では、ほかのケンタウルスたちとともに[[ホグワーツ魔法魔術学校#ホグワーツ防衛隊|ホグワーツ防衛隊]]に加勢する。
; {{anchor|ベイン}}(Bane)
: 禁じられた森に住むケンタウルス。荒々しい性格。あごひげがあり、胴体は黒い。最後の決戦では、ほかのケンタウルスたちとともにホグワーツ防衛隊に加勢する。
; {{anchor|マゴリアン}}(Magorian)
: 禁じられた森に住むケンタウロス。黒髪。アンブリッジに縛りの呪いをかけられる。最後の決戦では、ほかのケンタウルスたちとともにホグワーツ防衛隊に加勢する。
=== 屋敷しもべ妖精(キャラクター) ===
種については上述の「[[#屋敷しもべ妖精|屋敷しもべ妖精]]」を参照。
; {{anchor|ドビー}}(Dobby)
: [[ファイル:Dobby, hecho por artesanos del estado de Puebla, México.JPG|サムネイル|映画版のドビーをかたどった像([[メキシコ]]・[[プエブラ州]])]]
: 声 - [[トビー・ジョーンズ]]
: 日本語吹き替え - [[高木渉]]
: 第2巻『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋|秘密の部屋]]』より登場。[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]が初めて会う屋敷しもべ妖精。男性。変わり者で、ハリーに対して尊敬の念を抱く。
: もともとはマルフォイ家に仕える身だが、主人の[[死喰い人#ルシウス・マルフォイ|ルシウス・マルフォイ]]が「[[ホグワーツ魔法魔術学校#秘密の部屋|秘密の部屋]]」事件を起こそうとしていることを察知し、たびたびハリーのまえに現れては警告を繰り返す。勤勉な正直者だが、非常に要領が悪くあまり有能とはいえず、言ってはならないことを言ったときには、壁や物に頭を連続でぶつけたりしながら「ドビーは悪い子!ドビーは悪い子!」と叫ぶ癖があり、そのためにハリーはかなり手痛い目に遭う。事件解決後はハリーの機転により解放され、就職活動のすえに、のちに週給1ガリオンと月1日の休日{{Efn2|ダンブルドアの提示した額はもっと高額であったが、ドビー自身が値切る。}}をもらってホグワーツで働くようになる。思慮深く見識に優れ、屋敷しもべ妖精を本能よりも、立場の悪さで客観的に見るが、同族には「恥、落ちこぼれ」とみなされる。
: 第2巻では「ハリーを助けたい」という思いが空回りしていたドビーだが、第4巻では「第二の課題」に臨むハリーに[[#鰓昆布|鰓昆布]]を与えたり、第5巻『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団|不死鳥の騎士団]]』では[[ホグワーツの生徒#ダンブルドア軍団|ダンブルドア軍団]]の会合場所として「[[ホグワーツ魔法魔術学校#必要の部屋|必要の部屋]]」の情報を教えたりと、ハリーをたびたび助ける。ハリーのほうもドビーをそれなりに信頼し、第6巻『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|謎のプリンス]]』では[[ホグワーツの生徒#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]]の尾行を依頼する。
: 第7巻『[[ハリー・ポッターと死の秘宝|死の秘宝]]』で、[[不死鳥の騎士団#アバーフォース・ダンブルドア|アバーフォース・ダンブルドア]]の頼みでマルフォイの館に捕らわれたハリーたちを救うが、逃走の直前に[[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]]の投げた小刀が胸に刺さり、ハリーの名前を呟き死亡する。遺体は「貝殻の家」の庭に、ハリーによって埋葬される。塚の頭あたりに置かれた石には、ハリーにより「自由なしもべ妖精 ドビー ここに眠る」と刻まれる。
: 映画版での登場は『秘密の部屋』と『死の秘宝 PART1』のみであり、鰓昆布や「必要の部屋」の件は[[ホグワーツの生徒#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]がドビーの役割を担う。
; {{anchor|ウィンキー}}(Winky)
: 女性。優しく細やかで情に厚い性格。高所恐怖症。日本語版では尊敬語と謙譲語をよくとり違えて話す。
: [[魔法省#バーテミウス・クラウチ・シニア|バーテミウス・クラウチ・シニア]]を主人としていたが、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#クィディッチ|クィディッチ]]のワールドカップ直後、死喰い人騒ぎの現場に居合わせたことで、クラウチ家を解雇される。その後、マルフォイ家から解放されたドビーとともにホグワーツへ再就職する。しかし解雇されたあともクラウチ家に忠実であり続け、ホグワーツでは飲んだくれて、まったく働かないもようである。なおクラウチ家解雇後は、しょっちゅう泣いていたようである。
: じつはシニアの息子[[死喰い人#バーテミウス・クラウチ・ジュニア|バーテミウス・クラウチ・ジュニア]]が母親と入れ替わって脱獄したあと、クラウチ家でジュニアを世話していた。幽閉状態のジュニアを思い、彼をクィディッチのワールドカップ見物に行かせるよう主人に懇願して実現するが、彼女が見張りを怠ったためジュニアが[[死喰い人]]騒ぎを起こしたとされたのが、クラウチ家解雇の真実である。法を遵守する主人にとって、ジュニアの脱獄は絶対に知られてはならない秘密であったため、彼女も[[不死鳥の騎士団#アラスター・ムーディ|アラスター・ムーディ]]に化けていたジュニアから真実を聞くまで、その口を固く閉ざす。
: 第7巻発売後の作者ローリングへのインタビュー{{要出典|date=2020年6月}}では、ホグワーツ最終決戦には後述のクリーチャーとともに参加し、決戦後もホグワーツにいるとされた。
: 映画版には未登場。
; {{anchor|クリーチャー}}(Kreacher)
: 声 - [[ティモシー・ベイトソン]](『不死鳥の騎士団』)→[[サイモン・マクバーニー]](『死の秘宝 PART1』)
: 日本語吹き替え - [[柴田秀勝]]
: ブラック家に仕える屋敷しもべ妖精。男性。主家が純血主義だったため、彼自身にも純血主義的な言動が見られ、また嫌味な独り言を言う癖がある。
: 第5巻で実家に帰ってきた[[不死鳥の騎士団#シリウス・ブラック|シリウス・ブラック]]に仕えるが、ブラック家の理念に反するうえ、自分を無視するというかたちで虐待するシリウスには必ずしも従順ではない。シリウスの死後はその遺言によりハリーに仕えるが、ハリーのことも快く思わない。
: 自分のことを可愛がった[[死喰い人#レギュラス・ブラック|レギュラス・ブラック]]のことを大切に思っており、そのため、第7巻でハリーからレギュラスのロケットを贈られて以降、甲斐甲斐しく仕えるようになり、「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#マグル生まれ|穢れた血]]」と蔑んでいたハーマイオニーにさえ敬意を払う。ただし、お辞儀をしようとすると体がいうことを聞かず痙攣する。第7巻終盤では、ホグワーツの屋敷しもべ妖精を率いてホグワーツの戦いに参加する。
: 映画版では『不死鳥の騎士団』と『死の秘宝 PART1』に登場。
;{{anchor|ホキー}}(Hokey)
: [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ヘプジバ・スミス|ヘプジバ・スミス]]を主人としていた屋敷しもべ妖精。女性。誤って主人のココアに毒を盛って殺したとされる。実際は、ヴォルデモートがスミス殺害の罪をホキーに着せたのではないかと[[アルバス・ダンブルドア]]は推測する。死の直前、ダンブルドアによって記憶を採取される。
: 映画版には未登場。
=== 巨人(キャラクター) ===
種については上述の「[[#巨人|巨人]]」を参照。
; {{anchor|フリドウルファ}}(Fridwulfa)
: [[ホグワーツの教職員#ルビウス・ハグリッド|ルビウス・ハグリッド]]の母親。英国で最後の巨人であったが死亡した。
; {{anchor|カーカス}}(Karkus)
: 7、8メートルある頭(ガーグ)。ハグリッドに好意的だったが、ゴルゴマスに殺された。
; {{anchor|ゴルゴマス}}(Golgomath)
: カーカスを倒し新しくガーグになった巨人。
; {{anchor|グロウプ}}(Grawp)
: 演 - [[トニー・モーズレー]]
: ハグリッドの異父弟。最初はホグワーツの禁じられた森に連れてきたハグリットの言うことをまったく聞かなかったが、会話ができるようにまでなる。第7巻終盤のホグワーツ最終決戦にも参加する。
=== ペット ===
==== ふくろう ====
『ハリー・ポッター』シリーズでは、ふくろうは魔法使いの手紙を運ぶ手段として位置づけられている。
; {{anchor|ヘドウィグ}}(Hedwig)
: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (7527501882).jpg|サムネイル|upright=0.7|映画版のヘドウィグ<ref name="making" group="注"/>]]
: ハリーのペットで、大きな雌の白ふくろう。第1巻『[[ハリー・ポッターと賢者の石|賢者の石]]』で、[[ルビウス・ハグリッド]]が、[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ダイアゴン横丁|ダイアゴン横丁]]にあるイーロップのふくろう百貨店で購入し、ハリーに入学祝いとしてプレゼントする。
: ハリーと友人らとの手紙のやりとりを任されており、ときには[[シリウス・ブラック]]に手紙を届けるなどといったかなり危険な仕事もあるが、仕事は確実にこなす。主人であるハリーによく懐いており、ほかのふくろうに焼きもちを妬いたりもする。また、自分のふくろうを持っていない[[ハーマイオニー・グレンジャー]]も、ときどきハリーからヘドウィグを借りて手紙を出す。ヘドウィグも、夏休みになると、ハリーに頼まれずとも気を利かせてハーマイオニーのところに行ってハリーへの手紙を運んできたりする。
: 第7巻『[[ハリー・ポッターと死の秘宝|死の秘宝]]』でダーズリー家からウィーズリー邸「隠れ穴」への移動時に、[[死喰い人]]の呪文により死亡する。
: 映画版では雄のシロフクロウが演じている。ハグリッドより贈られる理由はハリーの誕生日祝いとされる。『死の秘宝 PART1』の前半で、ハリーを死喰い人からかばって死の呪文[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ・ケダブラ|アバダ・ケダブラ]]を受け死亡する。
; {{anchor|エロール}}(Errol)
: ウィーズリー家の雄ふくろう。年老いているため、飛行後はつねに疲れる。
; {{anchor|ヘルメス}}(Hermes)
: [[ホグワーツの生徒#パーシー・ウィーズリー|パーシー・ウィーズリー]]が監督生就任祝いにもらうふくろう。
; {{anchor|ピッグウィジョン}}(Pigwidgeon)
: シリウスにもらう[[ロン・ウィーズリー|ロン・ウィーズリー]]の豆ふくろう。妹の[[ジニー・ウィーズリー|ジニー・ウィーズリー]]が命名する。興奮すると、さえずり声を出す。ピッグと呼ばれつづけたため、命名したあとでもピッグにしか反応しない。
; {{anchor|ワシミミズク|[[ワシミミズク]] }}
: [[ドラコ・マルフォイ]]のふくろう。名前は記されていない。
==== 猫 ====
; {{anchor|クルックシャンクス}}(Crookshanks)
: ハーマイオニーの飼う赤色の猫。ニーズルとの雑種であるため、非常に頭が良い。第3巻『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人|アズカバンの囚人]]』では初対面の[[#スキャバーズ|スキャバーズ]]の正体を見破り、襲いかかるが、スキャバーズの飼い主であり事情を知らなかったロンはよく思わず、忌み嫌う。のちに黒犬に変身した[[不死鳥の騎士団#シリウス・ブラック|シリウス・ブラック]]と接触し、シリウスの依頼を受けてスキャバーズを捕らえようとする。スキャバーズはこれを避けて逃亡するが、ロンは「クルックシャンクスがスキャバーズを食べた」と思い込み、ハーマイオニーとの仲が一時的に険悪になる。
: 映画版では、『アズカバンの囚人』と『不死鳥の騎士団』に登場する。
; {{anchor|ミセス・ノリス}}(Mrs. Norris)
: [[ファイル:Mrs Norris.jpg|サムネイル|upright=0.8|映画版のミセス・ノリス<ref name="making" group="注"/>]]
: [[ホグワーツの教職員#アーガス・フィルチ|アーガス・フィルチ]]の飼い猫。第2巻では石にされ、マンドレイク薬でもとに戻る。
; {{anchor|ティブルス}}(チブリス)(Tibbles)、{{anchor|スノーイー}}(Snowy)、{{anchor|ミスターポーズ}}(Mr. Paws)、{{anchor|タフティー}}(Tufty)
: [[不死鳥の騎士団#アラベラ・フィッグ|アラベラ・フィッグ]]の飼い猫。
==== 犬 ====
; {{anchor|ファング}}(Fang)
: [[ホグワーツの教職員#ルビウス・ハグリッド|ハグリッド]]の飼うボアハウンド。人なつっこいが臆病。
; {{anchor|フラッフィー}}(Fluffy)
: ハグリッドが[[ハリー・ポッターシリーズの地理#漏れ鍋|漏れ鍋]]で知り合ったギリシャ人(映画版ではアイルランド人)から購入し、ホグワーツに持ち込んだ[[#三頭犬|三頭犬]]。[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#賢者の石|賢者の石]]を守るための門番として配置されている。なだめることができるのは、主人であるハグリッドとダンブルドアのみで、それ以外に大人しくさせる方法は、弱点である音楽を聞かせて眠らせるのみである。ハリーたちが賢者の石を求めに向かった際には、ハープの音を聞いて眠る。
; {{anchor|リッパー}}(Ripper)
: [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#マージョリー・ダーズリー|マージョリー・ダーズリー]]の飼う年老いた[[ブルドッグ]]。過去にハリーを追い掛け回し、高い木の上まで追い詰めたことがある。
==== 蛇 ====
; {{Anchor|サラザール・スリザリンのバジリスク|[[ホグワーツの教職員#サラザール・スリザリン|サラザール・スリザリン]]の[[バジリスク]]}}
: 巨大な蛇。鶏の卵から生まれ、ヒキガエルの腹の下で孵化、巨大に成長することがあり、何百年も生き長らえることがある。ハーマイオニーが図書室で見つける本では、「毒蛇の王」と呼ばれている。また蜘蛛にとっては宿命の天敵であり、蜘蛛が逃げ出すのはバジリスクが来る前触れと言われている。[[ホグワーツの教職員#サラザール・スリザリン|サラザール・スリザリン]]によって生み出されたため、同じ蛇語でも「スリザリンの継承者」のみに従う。
: 毒牙による殺傷も行なうが、それとは別に眼からの光線に捕われた者を即死させるという、従来の[[バジリスク]]と同様の殺し方をする{{Efn2|このことは第7巻では「『例のあの人』と目をあわせると即死する」という迷信の由来となっていたようである。}}。眼を直接見なかった場合、その者は石化にとどまるが、それでもゴーストである[[ホグワーツ魔法魔術学校#ほとんど首無しニック|ほとんど首無しニック]]をも石化するほどに強力。唯一の弱点は雄鶏による鶏鳴で、それを聞くと逃げ出す。
: 「[[ホグワーツ魔法魔術学校#秘密の部屋|秘密の部屋]]」に潜んでいたのを、これを見つけ出したリドルが解放、マートル・エリザベス・ウォーレン(のちの[[ホグワーツ魔法魔術学校#嘆きのマートル|嘆きのマートル]])を殺害し{{Efn2|このときリドルは、マートルを生贄に自分の日記を分霊箱にした。}}、当時ハグリッドがひそかに持ち込んで育てたアラゴグこそ「秘密の部屋」の怪物だと周囲に思わせ、ハグリッドを退学に追い込む。それから50年後、ヴォルデモートの日記に宿るリドルの記憶がジニーを操ってふたたび解放する。城内の水道パイプを通ってミセス・ノリス、コリン、ニック、ジャスティン、ペネロピー、ハーマイオニーを次々と襲撃し、秘密の部屋にたどり着いたハリーをリドルの指示で襲うが、[[#フォークス|フォークス]]に両目を潰され、匂い(映画版では音)でハリーを探し噛み殺そうとするも、「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#組分け帽子|組分け帽子]]」から出現したグリフィンドールの剣を持つハリーに口蓋を突き刺されて息耐える。ハリーもそのとき、バジリスクの毒牙が腕に刺さるが、フォークスの涙で助かる。
: バジリスクの牙から分泌される猛毒は腐食性で[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|ホークラックス(分霊箱)]]の破壊が可能。第2巻でハリーがバジリスクの牙でトム・マールヴォロ・リドルの日記を偶然にも正しい方法で破壊し、第7巻ではハーマイオニーが「秘密の部屋」でハッフルパフのカップを破壊する。また、「刀身より強い物質を吸収する」というゴブリンの銀製ならではの特性をもつグリフィンドールの剣は、刃に毒が染み込み分霊箱を破壊できる武器となる。
; {{Anchor|ナギニ}}(Nagini)
: 演 - [[スヒョン|クローディア・キム]](『[[ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生]]』)
: ヴォルデモートに仕える巨大な雌蛇。ヴォルデモートがもっとも信頼している生物で、ダンブルドアも「ヴォルデモートが何かを好きになることがあるとすれば、それはナギニである」と語るように、唯一愛情に近しい感情を見せる存在。
: 名前の由来は、[[インド神話]]に登場する蛇神[[ナーガ]] (Naga) の女性形、ナギニ (Nagini) 。
: 戦力としても優れ、ヴォルデモートの命令を忠実にこなし、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#バチルダ・バグショット|バチルダ・バグショット]]になりすまして[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ゴドリックの谷|ゴドリックの谷]]を訪れたハリーたちを襲撃し、[[セブルス・スネイプ]]を殺害する。
: ヴォルデモートが危険を承知で分霊箱にしたことで死の呪文も効かない存在となったが、ネビルによってグリフィンドールの剣で討たれる。
: 映画『[[ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生]]』では、まだ人間であったころのナギニが登場。[[インドネシア]]出身のマレディクタスで、人間と動物に自在に変身できるが、やがて動物の姿から戻れなくなる血の呪いを持つ。その変身能力によりアルカノス・サーカスの見せ物にされてきたが、パリ巡業中に出会ったクリーデンス・ベアボーンの手引きで脱走。しばらく彼と行動をともにしたあと、[[幻の動物とその生息地#ニュート・スキャマンダー|ニュート・スキャマンダー]]たちと行動をともにする。
==== その他のペット ====
; {{anchor|アラゴグ}}(Aragog)
: [[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (Aragog).jpg|サムネイル|映画版のアラゴグ<ref name="making" group="注"/>]]
: 声 - [[ジュリアン・グローヴァー]]
: 日本語吹き替え - [[益富信孝]]
: ハグリッドが禁じられた森で飼っている[[#アクロマンチュラ|アクロマンチュラ]]。第2巻で子蜘蛛たちにハリーたちを襲わせ、危うく殺しかける。かつて「秘密の部屋」に封印されたバジリスクをトム・リドルが解放した際、天敵の存在を蜘蛛の本能で察知してハグリッドに訴えていた。第6巻で老衰のため死亡し、ひそかに埋葬される。
; {{anchor|アーノルド}}(Arnold)
: [[ホグワーツの生徒#ジニー・ウィーズリー|ジニー・ウィーズリー]]が飼う紫色の[[#ピグミーパフ|ピグミーパフ]]。
; {{anchor|スキャバーズ}}(Scabbers)
: ロンの飼うネズミ。一時期ハーマイオニーのペットである[[#クルックシャンクス|クルックシャンクス]]に食べられたと思われ、ハーマイオニーとロンの仲が険悪となる。正体は[[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]]。
; {{anchor|テネブルス}}(Tenebrus)
: [[ホグワーツ魔法魔術学校#禁じられた森|禁じられた森]]で初めて生まれた[[#セストラル|セストラル]]。
; {{anchor|トレバー}}(Trevor)
: [[ホグワーツの生徒#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]の飼うヒキガエル。よく逃げ出す。教授陣が講義の際よく実験台にする。
; {{anchor|ノーバート}}(Norbert)
: ハグリッドが「ホッグズ・ヘッド」で見知らぬ男([[死喰い人#クィリナス・クィレル|クィリナス・クィレル]])から譲り受けた、ノルウェー・リッジバック種の赤ちゃんドラゴン。のちに[[ルーマニア]]でドラゴンを研究している[[不死鳥の騎士団#チャーリー・ウィーズリー|チャーリー・ウィーズリー]]のもとに送られる。雌であることが判明してからはノーベルタ(Norberta)と呼ばれる(判断基準は凶暴であるかどうかである)。
; {{anchor|バックビーク}}({{Anchor|ウィザウィングズ}})(Buckbeak, Witherwings)
: ヒッポグリフ。ハリーを乗せてホグワーツ周辺を滑空したあと、自身を侮辱したドラコを爪で切りつけたかどで処刑されそうになる。[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#逆転時計|逆転時計]]を使ったハリーとハーマイオニーによって救われ、シリウスを乗せ、逃亡する。
: 第5巻では、ブラック家で生活する。第6巻では、シリウスが死亡したためにハグリッドのもとに戻ることになるが、安全のために「ウィザウィングズ」という名で呼ばれる。第7巻ではほかのヒッポグリフを引き連れ、ホグワーツ防衛隊に加勢する。
; {{anchor|ビンキー}}(Binky)
: [[ホグワーツの生徒#ラベンダー・ブラウン|ラベンダー・ブラウン]]の飼っていた赤ちゃん兎。狐に食べられたらしい。
; {{anchor|フォークス}}(Fawkes)
[[ファイル:The Making of Harry Potter 29-05-2012 (7526852222).jpg|サムネイル|upright=0.7|映画版のフォークス<ref name="making" group="注"/>]]
: [[ホグワーツ魔法魔術学校#校長室|校長室]]にいる赤と黄金のとても美しい不死鳥。一般にはダンブルドアのペットと認識されているが、公式では「ダンブルドアに忠実」と説明されるだけで<ref>[https://warnerbros.co.jp/franchise/wizardingworld/special/creatures/fawkes.html フォークス|魔法ワールド|ワーナー・ブラザース]</ref>、ダンブルドアとの実際の関係は記されていない。第2巻ではハリーが蛇のバジリスクと戦っている時に組み分け帽子を持ってきたあとで、バジリスクの眼をくちばしで突ついて潰す援護をし、決着後にバジリスクの牙の毒で傷ついたハリーをその涙で治癒する。さらに、ハリー、ロン、ジニー、[[ホグワーツの教職員#ギルデロイ・ロックハート|ギルデロイ・ロックハート]]をぶら下げて秘密の部屋から校長室まで驚くべきスピードで飛ぶ。第5巻ではヴォルデモート卿がハリーに放った死の呪文を丸呑みにしたと同時に炎に包まれ燃え尽き、そのあとは灰のなかから生まれ変わる。第6巻でダンブルドアが死亡した際、悲しみの唄を歌ったあとにホグワーツを去る。
: かつてオリバンダー老人に尾羽を提供し、この羽をもとにヴォルデモートとハリーの杖が作られた。
=== その他のキャラクター ===
; {{anchor|マーカス}}(Murcus)
: ホグワーツ近くの湖に住んでいる[[#水中人|水中人]](マーピープル)の女の長。第4巻の、三校対抗試合第二の課題で、時間切れになったハリーをマーミッシュ語で弁護する。
; {{anchor|バンジー}}
: セキセイインコ。第5巻で水上スキーを覚えたことがマグルのニュースで報じられる。
== 参考文献 ==
*『[[ハリー・ポッターシリーズ|ハリー・ポッター]]』シリーズ各巻
* ニュート・スキャマンダー(J・K・ローリング)『[[幻の動物とその生息地]]』
* ケニルワージー・ウィスプ(J・K・ローリング)『[[クィディッチ今昔]]』
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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