「アドレナリン」の版間の差分

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== 治療薬 ==
日本での薬物名でエピネフリンと呼ばれるアドレナリンは[[心停止]]時の心刺激に用いたり、[[アナフィラキシーショック]]や[[敗血症]]に対する血管収縮薬や、[[喘息]]発作時の気管支拡張薬として用いられる。有害反応には、動悸、心悸亢進、[[不安]]、[[頭痛]]、振戦、[[高血圧]]などがある。
 
[[心停止]]の4つの病態、すなわち心室細動、無脈性心室頻拍、心静止、無脈性電気活動のいずれに対してもアドレナリンは第1選択となる。静脈内投与の場合、初回投与量は1mgである。血中半減期は3分から5分なので、3分から5分おきに1mgを繰り返し投与する。
血中半減期はきわめて短い。それゆえ心停止における投与後は迅速に心臓マッサージを再開し、薬剤を心臓に送り届けなくてはならない。
 
また[[局所麻酔剤]]に10万分の1程度添加して、麻酔時間の延長、局所麻酔剤中毒の予防、手術時出血の抑制をはかることもある。
 
代謝はまずモノアミンオキシダーゼによって酸化され、最終的にはバニリルマンデル酸として尿中に排泄される。