「肥薩線」の版間の差分

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→‎沿線概況: 球磨川第一橋梁について加筆
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八代駅から人吉駅までは'''川線'''と呼ばれる区間で、[[日本三大急流]]の一つである[[球磨川]]に沿い、深い渓谷を縫って走る景観を望むことができる。なお、区間の大半([[鎌瀬駅]] - [[渡駅]]間)は川の西岸を走行する。
 
八代駅を出ると、すぐに[[肥薩おれんじ鉄道線]](旧・鹿児島本線)がオーバークロスするが、その辺りから球磨川の東岸を走る。九州新幹線の橋梁の下を通り、ゆったりとした球磨川の流れを望める。途中、旧深水発電所([[九州自動車道]]が2回オーバークロスする区間の途中、川の西岸にある)などを見ることができ、かつては2018年3月に撤去された熊本県営[[荒瀬ダム]]を見ることができた。鎌瀬駅を過ぎるとすぐに[[球磨川第一橋梁]]を渡り、線路は西岸に移る。この橋梁は[[1906年]]に[[アメリカン・ブリッジ]]が製造し<ref>{{Cite web |author= |date= |url=http://www.hisatsusen.com/02isan/ |title=JR九州 球磨川第一橋梁 翡翠のような球磨川に影を落とすアメリカン・アーチの幾何学模様 |website=百年レイル・肥薩線の旅 |publisher=肥薩線利用促進・魅力発信協議会 |accessdate=2020-07-05}}</ref>、[[間組]]が構築した橋である<ref>{{Cite web |author1=久本 一富|author2=嶋川 智尉 |date=2012-10 |url=https://www.mlit.go.jp/common/000228906.pdf |title=第3回 地域鉄道の再生・活性化等研究会 |website=[[経済産業省]] |publisher=人吉市役所 |accessdate=2020-07-05}}</ref>。瀬戸石駅を過ぎると瀬戸石ダムを見ることができる。このあたりからかなり急峻な地形となり、白石駅から渡駅のあたりまでは、川の中に数多くの瀬を見ることができる。白石駅の次の球泉洞駅の名前は、総延長4800mの九州最大級の鍾乳洞'''[[球泉洞]]'''から付けられたものである。近くには球磨川下りの船着き場もあり、渡り船やラフティングなどの様子が見られる。渡駅の手前で球磨川第二橋梁を渡り、また東岸に戻る。渡駅と西人吉駅の間には[[サクラ|桜]][[並木]]があり、春先には[[サクラ#花・景観・イベント|桜のトンネル]]になる。
 
人吉駅から吉松駅までは熊本・宮崎県境の[[肥薩火山群|国見山地]]を越える高低差430mの'''山線'''と呼ばれる区間で、大畑駅のループ線とスイッチバック、[[日本三大一覧#鉄道|日本三大車窓]]の矢岳越えなどといった景観が続く。